ドラマ『スロウトレイン』の結末はどうなるのでしょうか?
渋谷家の3人、葉子・都子・潮はどんな人生の選択をするのか、そしてそこに百目鬼見やオ・ユンスがどう関わってくるのか、気になりますね。
この記事では、ドラマ『スロウトレイン』の結末、渋谷家の3人やそれを取り巻く百目鬼見やオ・ユンスがどうなったかについてまとめました。
【スロウトレイン】結末はどうなる?葉子(松たか子)の場合
葉子は、渋谷家の家長という役割から解き放たれ、自分のこれからの人生を歩んでいこうと決意し、自分の「スロウトレイン」を出発させるのではないでしょうか。
40代にさしかかり、人生の折り返しを迎えたといってもいい年齢を迎えた葉子。
これまでは「家族の幸せ」を何より大切にし、家族をまとめ幸せにすることを自分の使命として生きてきました。
ですが、妹の都子も弟の潮も、それぞれ大人になり、自分たちの人生を歩んでいくこととなります。
「渋谷家は3人で渋谷家」という家族のまとまりを大切にしてきたであろう葉子にとっては、妹や弟たちから手が離れることで、これまでおざなりにしてきた「自分だけの人生」と向き合わなければならないことになります。
それは、これまでの人生が「渋谷家」という集団への帰属が何より大切であったことを認め、「渋谷家」というこれまでの集団から離れるという、確固たる決意をしなければならないことにほかなりません。
個になる選択をするという、家族のまとまりを何よりも重んじてきた自分の価値観を変えなければいけない、そんな岐路に立たされたと言ってもいいでしょう。
ドラマの中では紆余曲折がありましたが、一緒に住んでいなくても、そばにいなくても、家族のきずなは失われないと言う事に葉子は気づき、自分の人生を歩んでいこうと自分の「スロウトレイン」を進めていくことでしょう。
【スロウトレイン】結末はどうなる?都子(多部未華子)の場合
都子は、渋谷家の家族の存在は自分にとって味方であるということを認識して、自分の人生を進んでいこうと決意するのではないでしょうか。
何かにつけて「3人で」ということを暗に押し付けてくる姉・葉子に反発するかのように、奔放な生活を送っていました。
都子は、離れ離れにそれぞれの人生を送っても、家族の絆はなくならないということを知っていたのだと思います。
だからこそ、葉子に「親代わりをしなくていい、お姉ちゃんの人生歩んでいいんだよ」と言う代わりに、フラフラしているように見えながらも、自分で自分の人生を進でいることを無意識に体現していたのではないでしょうか。
両親と祖母を一度に失くし、頼れる大人を失った渋谷家にとって、姉・葉子のがんばりは妹として近くでいやというほど見ていたはずです。
時に反発しながらも、心の底では葉子の家族への献身に感謝をしていることでしょう。
だからこそ、自分たちは大人になった、もう誰かに守られなければいけない存在じゃな、わたしは自分の人生を自分で決めて進んでいくよと、都子は自分のスロウトレインを出発させたとも言えます。
【スロウトレイン】結末はどうなる?潮(松坂桃李)の場合
潮は、「弟」という役割から離れ渋谷家の家を出て、恋人と二人暮らしを始め自分の人生を歩んでいくのはないでしょうか。
末っ子の潮にとって、姉の葉子は母親代わりといってもいい存在です。
ここまで育ててくれた葉子の助けに少しでもなれるよう、親孝行のつもりで家の家事を引き受けているとも感じられます。
地元に就職したのも、母のような姉のことが気がかりで、離れられなかったとも言えます。
就職当時は、親離れならぬ姉離れが、潮の中ではまだどこかしきれない、そんな心情だったのかもしれません。
姉・葉子の「渋谷家3人」というまとまりを何より大切にしていたことも分かっていて、どこか離れられずにここまで来た、というところでしょう。
ですが、都子の韓国行の騒動で、改めて自分の人生について考えたのではないでしょうか。
「渋谷家の末っ子」という生き方ではなく、「渋谷潮」個人として生きていくという意識が、強く芽生えたのではないでしょうか。
そして、今こそ実行に移す時、と決意し自分のスロウトレインを出発させていったのではないでしょうか。
葉子にとって何よりも可愛い末っ子の潮が、大人の男になったのだということを葉子に見せて、渋谷家から旅立つことでしょう。
【スロウトレイン】そのほかのキャストの結末は?
百目鬼見(星野源)の場合
人気作家の百目鬼見(もめき・けん)は、これからも葉子に何かとちょっかいを出し続けるのではないでしょか。
「執拗につきまとう」なんて言われてしまうくらい、葉子のことを何より気に入っている百目鬼は、葉子に専属の編集者になってくれ、とオファーするかもしれませんね。
作家と編集者は二人三脚で仕事をしていく、大切なパートナーです。
百目鬼はとにかく信頼のおける編集者と仕事をしたいと願い、葉子に専属になってもらうように、断られ続けてもオファーをしてつきまとう、なんてことを繰り返していきそうです。
オ・ユンス(チュ・ジョンヒョク)の場合
都子の韓国行きのキーマンとして登場するオ・ユンスは、都子とは別れ韓国で暮らすのではないでしょうか。
日本語での芝居もしたとのことなので、日本に留学や仕事で来て都子と出会ったのではと考えられます。
だとしたら、いずれは韓国に帰らなければいけないですよね。
都子が韓国の釜山に行くと言ったことからも、オ・ユンスのあとを追うつもりだったのでしょう。
ですが、都子との関係は深まらずに、最後には都子だけ日本に帰ってきそうですね。
まとめ
2025年のお正月にぴったりな、さりげない日常と人々の物語をつづったドラマ『スロウトレイン』。
渋谷家3人にはそれぞれの人生を進めるという結末が訪れそうです。
ドラマ『スロウトレイン』では、登場人物たちがそれぞれの人生を歩むことを描いています。
葉子(松たか子)は「渋谷家の家長」という役割から解放され、自分自身の人生を見つめ直し、自らの人生をを出発させそうです。
妹・都子(多部未華子)はフラフラしながらも、家族の絆が離れても失われないことを伝え、自分の人生をこれからも歩む決意を固めるでしょう。
末っ子の潮(松坂桃李)は「渋谷家の末っ子」という役割を離れ、姉からの自立を決意するのではないでしょうか。
その他、百目鬼見(星野源)は葉子へのこだわりを持ち続け、専属編集者になるようしつこく迫りそうです。
一方、都子の韓国行きに関わるオ・ユンス(チュ・ジョンヒョク)は都子と離れ、韓国での生活に戻ることになりそうです。
家族の成長とそれぞれの旅立ちが印象的な、そんな結末を迎えそうですね。