ドラマ『相続探偵』の原作をネタバレします。
ドラマ『相続探偵』の原作漫画は、脚本家の西荻弓枝さんが原作を担当されていた作品です。
原作ファンにとっては「西荻先生脚本での映像化待ってました!」と期待大な作品ではないでしょうか。
そんなドラマ『相続探偵』の漫画あらすじや、主人公の灰江七生が弁護士資格をはく奪された理由、原作連載打ち切りのウワサなどなど、『相続探偵』にまつわる内容をネタバレします!
『相続探偵』1巻あらすじ
漫画『相続探偵』1巻のあらすじがコチラ▼
或る小説家の遺言
【登場人物】
- 灰江七生(はいえなお)…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子(みとみれいこ)…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹(ともながひでき)…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 大畠忍三郎…大御所のミステリー作家
- 桜庭真一…大畠忍三郎の秘書
- 榊原市香…大畠忍三郎の長女
- 跡見双葉…大畠忍三郎の次女
- 今畠美樹…大畠忍三郎の三女
- 福士遥…大畠忍三郎の顧問弁護士で灰江とは昔馴染み
- 下島美代子…大畠家のお手伝い
私立探偵の灰江七生(はいえなお)は、大御所ミステリ作家の大畠忍三郎の通夜に参列します。
そこで、大畠の秘書・桜庭真一から声をかけられるのでした。
生前、ワインを通じて親交があったことを話す灰江でしたが、相続をめぐって言い争う三姉妹に出くわします。
大畠の遺産を巡り通夜の席で言い争う大畠の娘たちに、秘書の桜庭は大畠からの遺言映像を見せます。
その映像は、財産のすべてを老後の面倒を見てくれた秘書の桜庭に譲るという内容でした。
映像を見ていた灰江は、不審な点があると指摘します。
ざわつく秘書や三姉妹を横目に、灰江は翌日の葬儀にも来ると言って立ち去ります。
翌日、灰江が大畠の葬儀に行くと、弁護士の福士が待ち構えていました。
大畠の生前の顧問弁護士であり、秘書の桜庭が呼び駆けつけていたのです。
弁護士の福士は、灰江を弁護士資格をはく奪されたクズだと罵りますが、灰江は全く気にしない様子です。
灰江、弁護士の福士が立ち合いのもと、遺言の真偽を明らかにすることとなるのでした。
福士は、映像での遺言は無効であることを指摘し、灰江によりそのことを大畠忍三郎本人も知っていたことが明らかになります。
映像の代わりに、弁護士の福士は大畠直筆の遺言状を持っており、遺言書を読み上げますが、映像の遺言内容と一致しています。
ですがここで、灰江は映像の不審点を指摘します。
大畠の腕に防御創を発見し、秘書の桜庭から虐待を受けていた可能性を示唆するのでした。
すぐさま桜庭は虐待を否定します。
葬儀の前夜、安置していた大畠の遺体を改めた結果、体のいたるところに傷があり、誰かにケガを負わされてできた傷であることは明らかでした。
大畠にケガを負わせた犯人は左利きであることも判明し、桜庭に疑いの目が向きます。
そして、大畠の自宅にもう一つの遺言状があり、灰江はそれを探偵事務所のアシスタント・令子にあらかじめ取りにいかせていました。
灰江は、大畠の家政婦・下島美代子が実質的に大畠の介護をしていたことを、大畠の三姉妹に明かします。
そして、下島は「桜庭には決して逆らわないように」と大畠から言われており、虐待のことを誰かに言い出せなかったことを、令子に告白していたのでした。
自宅から持ってきた遺言書は、遺産のうち一億を家政婦の下島へ、それ以外は全額寄付するという内容でした。
自分へ遺産を渡すとした遺言書が正当だと主張する桜庭。
二枚の遺言書は同じ日付が書かれており、どちらが後に書かれたものか争点となります。
自分への遺言を支持してくれたら財産を分けると、桜庭は三姉妹に持ちかけます。
桜庭と三姉妹話がまとまりかけますが、灰江が食い下がります。
元科捜研のエースで今は民間会社で鑑定の仕事をしている朝永に、目の前でどちらが後に書いた遺言書かを鑑定してもらうことに。
朝永は、遺言書の紙に残った筆圧痕から、後に書いた遺言書を特定します。
それは、家政婦・下島へ財産の一部を譲り、残りは寄付する内容のものでした。
桜庭は怒り狂い、ついに本音を暴露し遺産は自分がもらうべきと主張しますが、その主張は通りません。
遺言書は故人の大畠の遺志通りに、遺産の一部は家政婦の下島へ、残りは寄付へ、と実行されたのでした。
三姉妹の骨肉の争いや桜庭の激変シーンを見てみたい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
鎌倉の屋敷と兄妹(前編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 城丸葉月…ラーメン五楼のパート
- 城丸翔太…葉月の息子
- 城丸足高…葉月の兄で投資家
行きつけのラーメン店五楼のパート・葉月と出くわす灰江。
ラーメン店が閉店して以来、住み込みで働いていた葉月は息子とともに寮を出なければならず、家を借りるお金もなく露頭に迷っていたのでした。
そんな葉月へ、実家を頼ってみてはと提案し一度は別れた灰江でしたが、葉月とまた再会します。
葉月から、実家の両親が3カ月前に交通事故で亡くなっていたことを聞かされます。
実家に行くと兄の足高がおり、実家の高額な修繕費の見積書を見せられ、相続放棄をせまられます。
兄から現金100万を渡され、相続放棄の書類にサインをした葉月。
そのことを灰江に話すと、灰江は葉月にはもらうべき財産があると言うのです。
鑑定人の朝永から、葉月の兄は投資の世界では有名人であることを葉月は聞かされますが、まったく知らなかったのでした。
そして、葉月の実家が一億超の値段で不動産サイトで売りに出されていたことも知ります。
灰江は令子、葉月をともなって葉月の実家に行き兄・足高と話をすることに。
兄・足高と対面し、葉月と交わした遺産分割協議書が詐欺にあたると灰江は言うのでした。
話し合いの末、遺産分割協議書は破棄すると応じる兄・足高ですが、ここで葉月が思わぬことを言うのです。
実家を売りにだすのは嫌だ、兄の言う遺産分割の条件を飲めないと言い出したのでした。
灰江と性悪兄との口論寸前ヒヤヒヤなバトルをもっと詳しく!という人はぜひ原作をご覧ください▼
『相続探偵』2巻あらすじ
漫画『相続探偵』2巻のあらすじがコチラ▼
鎌倉の屋敷と兄妹(後編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 城丸葉月…ラーメン五楼のパート
- 城丸翔太…葉月の息子
- 城丸足高…葉月の兄で投資家
先祖代々の家を手放してはいけないと言われ育ってきた葉月と足高。
ですが、兄の遺産分割の条件は実家を売って財産を分けるるというものでした。
実家の修繕費や固定資産税は高額で、売るのが現実的な選択ですが、葉月は納得しません。
葉月には家の管理は到底無理だと兄・足高は言います。
そんな足高に灰江は、投資で巨額の損失を出した過去があることをつきけるのです。
足高が損失の補填として両親の通帳から引き出したこと、引き出したお金は財産の生前贈与にあたることを灰江は指摘します。
生前贈与受けた財産から、葉月がもらうべき遺留分を葉月に払うよう足高に言う灰江。
兄・足高は灰江の主張を受け、葉月の相続分について財産を渡すことを一旦は承諾しますがが、それは時間稼ぎのためのウソでした。
葉月や灰江、同行していたアシスタントの令子に薬入りの酒を飲ませ、はなれの蔵の中で亡きものにしようと足高は3人を蔵へ運び火を放ちます。
火事の中で目を覚ました灰江たちは、なんとか蔵に抜け道を見つけ、九死に一生を得るのでした。
そして、駆けつけた警察に事情を話し、足高は警察に連行されることとなります。
蔵から脱出した葉月の手には、脱出の際に見つけた大量の金の小判が。
小判に驚く足高でしたが、灰江は、葉月への殺人未遂の刑に処せられると足高は相続権を失うこと説明します。
足高は罪に処せられ、葉月が実家と小判を相続するのでした。
性悪兄と灰江の駆け引き満載な舌戦を見たい人は、ぜひ原作をご覧ください▼
借りに逃げ、どえりゃアカン!
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 赤羽桂…IT関係に勤めるプログラマー
- 伊代島彰…大学教授でAIの研究をしていた
- 伊代島英徳…伊代島教授の長男
- 伊代島正尚…伊代島教授の次男
- 福士遥…弁護士で灰江とは昔馴染み
灰江の事務所へ、ITプログラマーの赤羽が相続関係の依頼にやってきます。
依頼内容は、亡くなった大学時代の恩師・伊代島教授へ貸した借金を相続人から回収してほしいと言うもの。
相続人のいる名古屋まで赤羽自身の足で行ったのですが、相続人の息子二人はすでに相続放棄の手続きをしていると言って赤羽の話に耳を貸しません。
灰江は令子をともなって名古屋へ出張することに。
伊代島の息子二人が行きつけのガールズバーに潜入した令子は、そこで伊代島兄弟の情報を集めていきます。
灰江は朝永にも応援を頼み、朝永が一芝居うち、伊代島教授が開発途中だったプログラムの売買の契約を伊代島兄弟と結ぶことに成功。
この売買がもとで相続放棄が不成立となり、伊代島教授の借金を息子たちが払わなくてはならない事態となりました
弁護士・福士の助けもあり、伊代島教授に貸したお金は無事に赤羽の元に戻ってきたのでした。
ストーリー後半から颯爽と登場した福士の見事なやり取りを見てみたい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
その女、危険につき(前編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 鬼頭倫三…生命保険会社の社長付き特務担当係長
- 恵蒜(えびる)真琴…灰江に調査を依頼する中学生
- 島村武三…恵蒜真琴の実父で資産
- 家。不審な死を遂げる
- 島村紗流…島村武三の妻
灰江の元へ、生命保険会社の鬼頭が女子中学生をともなって事務所にやってきました。
ある資産家の相続について、調査してほしいという依頼です。
そして、調査の真の依頼人は鬼頭が連れてきた中学生の恵蒜(えびる)真琴であるとも明かします。
恵蒜真琴は亡くなった資産家・島村武三の実の娘で、両親の離婚で父親と苗字が違うとのこと。
週刊誌でも話題になった資産家・島村の遺産相続は、遺言書により現在の妻・島村紗流がすべてを受け取ることになっていました。
ですがこの紗流は、生命保険業界では「要注意受取人」として認知されており、過去に何度も高額な保険金を受け取っていた人物だったのです
司法解剖の結果、死因に不審な点はなく、遺言書も完璧な形式でつくられており、このままでは紗流にすべてがわたること。
真琴に遺産がもらえる可能性があるが、相手が相手なだけにと灰江は後ろ向きな様子です。
そんな灰江に生命保険会社の鬼頭は高額な依頼料を提示し、島村の死因を改めて調べてほしいと依頼します。
「コードブラック」と呼ばれる難案件であることを悟った灰江は依頼を断ろうとしますが、アシスタントの令子がそれを許しません。
依頼を受けることとなった灰江は、島村紗流の過去を調べるため、銀座のなじみのママのもとへ向かいます。
島村紗流は看護学生をしながら銀座で働き始め、その後も看護師をしながら銀座でも働いていたという過去が浮かび上がってきました。
最初の結婚の翌年に夫を亡くし高額な遺産と保険金を手にしたのを皮切りに、結婚を繰り返しそのたびに夫を亡くし高額な保険金を手にしていたのです。
「コードブラック」が何か知りたい!という人はぜひ原作をご覧ください!▼
『相続探偵』3巻あらすじ
漫画『相続探偵』3巻のあらすじがコチラ▼
その女、危険につき(後編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士偵
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 鬼頭倫三…生命保険会社の社長付き特務担当係長
- 恵蒜(えびる)真琴…灰江に調査を依頼する中学生で島村武三の実の娘
- 島村紗流…亡くなった実業家・島村武三の妻
- 坂口啓太…島村紗流の新たな夫となる美容外科医
島村紗流の周辺を調べるため、アシスタントの令子は家政婦として島村家に出入りすることとなります。
さらに、シロアリが出たと偽装し、駆除業者として灰江と朝永が島村家に潜入し、徹底的に調べますが、島村の死に関する疑わしいものは何も出てきません。
潜入捜索を終え事務所に帰ってきた灰江たちでしたが、朝永が紗流のPCからロシア系マフィアとのつながりがある可能性を見つけ出していたのです。
そこで朝永は、ロシアでしか使われない毒物の存在を灰江に話します。
さらに紗流はすでに次なるターゲットとして独身の中年医師・坂口と交流を持っていることも、携帯の履歴から特定しました。
令子は引き続き紗流の家の家政婦として働き、周辺から情報を探ります。
その中で、紗流が男性と交換日記をしていることを知るのです。
灰江は依頼人の恵蒜真琴に会い、生前の父・島村武三のことを聞きます。
その中で紗流と島村が交換日記をしていたことを、真琴から知らされるのです。
銀座のなじみのママからも、紗流が過去に客と交換日記をしていたことを突き止めます。
さらに、灰江は高利貸しの金山に頼み、ロシアからあるものを仕入れてもらいます
そんな折、紗流と結婚した中年医師・坂口が自宅で倒れたと令子から灰江に連絡が入ります。
紗流が留守中の出来事でした
灰江はすぐに交換日記と遺言書を令子に探させ、事務所で交換日記・遺言書・生命保険申込書を揃え、朝永に鑑定を依頼します。
そして、灰江、令子、生命保険会社の鬼頭の三人は紗流のもとに向かい、四人で朝永の鑑定結果を全員で聞くことに。
そこで、今までの生命保険契約書が、すべて紗流の手による偽造であることが明らかになったのです。
紗流の契約は、違法行為と知りながら手を貸した保険外交員の存在もあり、違法行為に手を染めた外交員による契約案件だったことから、鬼頭は灰江に調査を依頼した経緯も明かされました。
さらに、紗流が坂口に盛った毒は、ロシア製の毒であることも灰江は紗流につきつけます。
紗流は降参し、警察に連行されるのでした。
紗流がどうやって毒を飲ませたか、魔性の手口をさらに詳しく知りたい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
マリーアントワネットの相続(前編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 加藤香車…「将棋のかおり堂」の店主
- ソフィー…保護猫カフェの店長
- まり坊…加藤香車の飼い猫
- 加藤金斗…加藤香車のひとり息子
昔馴染みの加藤香車から、よいコーヒー豆が手に入ったと連絡を受けた灰江は、朝永とともに香車のもとを訪れます。
そこで、香車が猫を飼い始めたことを知るのです。
香車のもとに猫のエサを届けに来た保護猫活動をしているソフィーに一目ぼれした朝永は、その日からソフィーのことで気もそぞろです。
そんな話をアシスタントの令子にしている最中、香車が心不全で亡くなったと灰江に連絡が入ります。
通夜へ参列し、通夜振る舞いの食事中だった灰江は、香車の息子・金斗が遺言書を見つけたと騒ぐ場面に遭遇します。
そして、香車が残した遺言書には自分の遺産を全て「マリーアントワネット様」に譲ると書いてあったのでした。
騒然となった金斗たちへ灰江は声をかけますが、金斗に金を渡され口を出さないでほしいと言われます。
遺言書は法的要件を満たしていることを金斗に言い、灰江は香車の遺言書の真意を調べ始めるのでした。
翌日、香車の葬儀の行った灰江は、弁護士の福士と出くわします。
福士は金斗の依頼により、遺産相続についてうけおいやって来たのでした。
福士は、香車が認知症を患っていたことを持ち出し、遺言書は無効だと灰江につきつけます。
ですが、アシスタントの令子は、マリーアントワネットは香車の飼い猫のまり坊のことだと言い、猫を相続人にしていしたことに一同が騒然となります。
ですが、ひとり息子の金斗に飼い猫の世話を頼み相続させたいのか、それとも別の誰かに相続させたいのか、香車の真意を読み解くことはできずに、その場は一旦解散となります。
後日、香車の住まいを片付けていた金斗。
そこに灰江が現れ、香車が生前「触るな!」と言っていた缶がゴミ袋にまとめられていることに気が付きます。
ゴミ袋から缶を取り出し中身を見た灰江は、香車の遺言の真意を理解したのでした。
そして、金斗にすべての謎がつながったと告げるのです。
香車が手に入れた伝説のコーヒー豆「ブラックアイボリー」、世界で一番高額なコーヒーのまさかの製法知りたい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
『相続探偵』4巻あらすじ
漫画『相続探偵』4巻のあらすじがコチラ▼
マリーアントワネットの相続(後編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 加藤香車…「将棋のかおり堂」の店主
- ソフィー…保護猫カフェの店長
- まり坊…加藤香車の飼い猫
- 加藤金斗…加藤香車のひとり息子
- 本庄マリーアントワネット…猫の保護施設の代表
父の香車とは疎遠に暮らしていたひとり息子の金斗ですが、父の残した飼い猫の世話はかいがいしく行っていました。
そんなある日、弁護士の福士も呼び灰江は香車の遺言書の真意について話しはじめます。
香車が通っていた保護猫カフェの店長・ソフィーの母の名が「本庄マリーアントワネット」だったのです。
そして本庄マリーアントワネットは、妻に先立たれた香車が再婚を考えたただ一人の相手でもあったのです。
金斗は思い出します。
中学生の頃、父から再婚したい相手がいると言われましたが、父の再婚に反対した時のことを。
その相手がマリーアントワネットだったのでした。
香車が生前「触るな!」と灰江に言い、金斗によって処分されかけた缶の中に、二人の写真とサイン済みの婚姻届が大切に保管されていたのです。
そして、香車の遺言は、今は保護猫施設を運営する本庄マリーアントワネットへ遺産を寄付したいというものだったのです。
香車の真意を知った金斗は、香車の遺言を実行し、マリーアントワネットのもとへ遺産を寄付するのでした。
香車の飼い猫・マリーアントワネットのその後が知りたい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
老舗和菓子屋の変(前編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 百万遍紘一…「菓子匠鳳凰」の名物主人で黄綬褒章を授与された和菓子職人
- 宮越野心…紘一と宮越多津子の息子で若き天才と名高い和菓子職人
- 宮越多津子…野心の母で百万遍紘一とは一度は結婚を約束した仲
- 百万遍雅…紘一の妻
- 百万遍正臣…紘一と雅の息子
- 川北与平…「菓子匠鳳凰」の番頭
京都で100年以上続く和菓子屋「菓子匠鳳凰」の相続のことで、灰江に依頼が舞い込みます。
亡くなったばかりの店の先代・紘一には本妻と妾の間にそれぞれ子どもがおり、灰江を訪ねてきた宮越多津子は先代の妾でした。
そして宮越は、亡くなった先代・紘一の遺言書を灰江に見せ、生前、紘一が話していた遺言内容と違うと言うのです。
宮越の依頼で遺言調査に乗り出すこととなった灰江たちは、京都へ向かいます。
京都で調査をしていくうちに、先代・紘一の周辺について情報があつまってきました。
宮越の子・野心は職人として菓子匠鳳凰で働いており、まじめな働きぶりで従業員からの評判も上々です。
一方の本妻の子・正臣は店に興味がなく遊びほうけていると言われる始末。
そんな折、本妻ともともと折り合いの悪かった番頭・与平が菓子匠鳳凰の支店を出すと言う話が持ち上がります。
何かウラがあると感じた灰江は本妻と与平の周辺を調査し、与平が先代・紘一の本物の遺言書を隠していたことをつきとめます。
先代・紘一の本物の遺言書を発見し、菓子匠鳳凰で大々的に遺言内容について明かされることに。
遺言の内容は、現金・株などの金融資産と菓子匠鳳凰の商標権を本妻の子・正臣へ、菓子匠鳳凰の作業場と店舗のある不動産・不動産内の動産一切を妾の子・野心へ相続させるというものでした。
この遺言がもとで、菓子匠鳳凰は内部分裂を起こします。
菓子匠鳳凰の商標権をもとにフランチャイズ展開を図る正臣と、店名を「野心」にあらため店を切り盛りする野心。
好調な経営をする正臣の一方、野心は資金繰りに苦しみ店の経営は上手くいきません。
そのころ合いを見て「アフターフォロー」と称して灰江は再び京都に赴きます。
そして、野心に職人としては超一流だが商才はないことを事実としてつきつけます。
一方の正臣は、MBAを取得するなど実は経営について人知れず勉学を積んでいたのです。
ですが、正臣のしかけたフランチャイズは最初はよかったものの、すっかり評判を落としていたのです。
野心と正臣を引き合わせた灰江は、このままでは菓子匠鳳凰はつぶれてしまうと告げます。
そして、テレビ電話で東京から話に加わった朝永から、中国の資本家が野心と正臣が相続した菓子匠鳳凰の権利を20億で買いたいという買収話があることを知らされるのです。
息子たちをわき目に本妻と妾とが繰り広げるし烈な相続バトルを見たい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
『相続探偵』5巻あらすじ
漫画『相続探偵』5巻のあらすじがコチラ▼
老舗和菓子屋の変(後編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 百万遍紘一…「菓子匠鳳凰」の名物主人で黄綬褒章を授与された和菓子職人
- 宮越野心…紘一と宮越多津子の息子で若き天才と名高い和菓子職人
- 宮越多津子…野心の母で百万遍紘一とは一度は結婚を約束した仲
- 百万遍雅…紘一の妻
- 百万遍正臣…紘一と雅の息子
- 川北与平…「菓子匠鳳凰」の番頭
中国資本の買収話に動揺する菓子匠鳳凰の面々。
このまま菓子匠鳳凰が潰れてもいいのかという灰江の問いに、野心も正臣もNOを突きつけます。
灰江の勧めもありはじめて、二人きりで話をする野心と正臣。
そこで正臣は、全国中の和菓子を食べ歩いたが野心以上の職人はいなかったと話すのです。
そして、野心のことをずっと尊敬していたと正臣は言うのです。
正臣はただ遊び歩いていたわけではないことを知った野心。
そして、正臣は経営を、野心は和菓子の味を、それぞれ引き継ぐ者として、ともに手をとり菓子匠鳳凰を切り盛りしていこうと二人で決意するのでした。
腹違いの兄弟が二人ならんで未来を語る心温まるエピソードを見たい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
笑福湯の生前相続(前編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 福田健治…銭湯「笑福湯」の店主
- 福田真央…銭湯「笑福湯」の店主の孫娘
- 飯山聡…銭湯「笑福湯」の常連客で不動産会社勤務
なじみの銭湯・笑福湯に来た灰江は、銭湯の主・健治とその孫娘・真央と話をします。
後継ぎがいないので銭湯を閉めるかもしれないと灰江に話す健治。
自分が死んだ後のことは考えているのかと灰江に言われ、健治は自分の死後も銭湯を残せるように知恵を貸してほしいと灰江に頼みます。
健治の願いは、先祖代々の土地を売らないことと、銭湯を続けてほしい、というものです。
健治が生きているうちに健治の願いをかなえたいと考える灰江と令子ですが、なかなか話は前に進みません。
そんな時、灰江の事務所に健治の孫娘・真央がやって来て、銭湯を継ぎたいと言い出したのです。
本格的に健治の相続について話しが進みだします。
生前に不要な不動産を売りに出そうとしたところで、常連客の飯山が不動産勤務であることを思い出した健治は、飯山に不動産売却について相談をします。
色々と調査してもらった結果、売却予定の土地が土壌汚染されていること、通常売却はできないが自分たちなら一千万で買取すると飯山に言われます。
あやうく契約をしそうになった健治でしたが、不審に思った灰江と真央が調べた結果、飯山は実は詐欺師であることが発覚したのです。
巧妙な詐欺の詳細な手口を知りたい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
『相続探偵』6巻あらすじ
漫画『相続探偵』6巻のあらすじがコチラ▼
笑福湯の生前相続(後編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 福田健治…銭湯「笑福湯」の店主
- 福田真央…銭湯「笑福湯」の店主の孫娘
- 飯山聡…銭湯「笑福湯」の常連客で不動産会社勤務
灰江に詐欺師であることを見抜かれた飯山は、警察に連行されていきました。
落胆する健治を横目に、家族は事業承継はやめるよう真央に言います。
ですが真央は引き下がらず、自分の事業計画について家族に話すのです。
そして、真央の熱意を家族も認め、銭湯の事業承継は健治の望み通りに進んでいくのでした。
芸大出身の真央が手がけた新しい銭湯のカタチを見てみたい人はぜひ原作をご覧ください!
死後認知~七人の隠し子~(前編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 羽毛田…フリーライターで灰江から「ハゲタカ」と呼ばれている
- 薮内晴天…東京大学の名誉教授でテレビのコメンテーターとして活躍していたが死去
- 荻久保慎一郎…東京大学法学部の教授で生前の薮内教授と親交があった
- 福士遥…灰江の昔馴染みの弁護士でテレビでも活躍している
- 郷田蜆…薮内教授の双子の兄弟で幼くして養子に出された
- 島田正樹…薮内教授の本当の隠し子
なじみの喫茶店でコーヒー豆を買っていた灰江は、フリーライターの羽毛田と出くわします。
羽毛田は通称・ハゲタカと言われるフリーライターで、灰江の因縁の相手です。
羽毛田と口論の末、喫茶店を後にし事務所に戻った灰江のもとへ、相続にについて調査の依頼が舞い込みます。
依頼主は大学教授の荻久保、調査対象は「七人の隠し子がいる」とワイドショーで話題の故・薮内教授です。
「七人の隠し子」というスキャンダルで話題の故・薮内教授と荻久保教授は旧知の仲で、薮内教授の嫌疑を晴らしてほしいと灰江に依頼してきたのです。
調査に乗り出した灰江は、隠し子と言われている七人を訪ねますが、誰もかれも曲者ぞろいでやっとのことでDNAを採取し、朝永に鑑定を依頼します。
鑑定結果は、薮内教授との親子関係は証明されませんでした。
そして、薮内教授の七人の隠し子をスクープとして週刊誌に持ち込んだフリーライターの羽毛田は、苦境に立たされます。
一方、週刊誌で明かされたDNA鑑定の謎について追っていた灰江は、情報屋から得た情報の中から、薮内教授が一卵性の双子であったこと、双子の一方が七人の隠し子騒動を羽毛田にネタを売ったことまで突き止めます。
灰江は、薮内教授の双子の兄弟・郷田蜆のもとを訪ねるのでした。
一連の騒動の動機は、薮内教授の名誉を傷つけるためだったのでは、と灰江に言い当てられうなずく郷田。
郷田との会話を録音していた灰江は、週刊誌に録音を持ち込み訂正記事を書くことを約束してもらいます。
荻久保教授からの依頼はこれで一件落着かと思われた目前、今度は本当の薮内教授の隠し子が、灰江の事務所を訪ねてきたのでした。
叙勲までもらった薮内教授の知られざるウラの顔が見たい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
『相続探偵』7巻あらすじ
漫画『相続探偵』7巻のあらすじがコチラ▼
死後認知~七人の隠し子~(後編)
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 羽毛田…フリーライターで灰江から「ハゲタカ」と呼ばれている
- 薮内晴天…東京大学の名誉教授でテレビのコメンテーターとして活躍していたが死去
- 荻久保慎一郎…東京大学法学部の教授で生前の薮内教授と親交があった
- 福士遥…灰江の昔馴染みの弁護士でテレビでも活躍している
- 島田正樹…薮内教授の本当の隠し子
灰江の事務所を訪れた島田正樹は、本当の薮内教授の隠し子だった。
そのことを荻久保教授と薮内教授の妻に話す灰江。
薮内教授の妻からは、島田正樹の母の存在は薄々気がついていたこと、遺産は島田正樹に渡したいことを話します。
島田正樹も考えた末、灰江のアドバイスもありいくらかの相続を受けることで合意。
これで本当に一件落着と思われたとき、フリーライターの羽毛田により週刊誌に島田正樹のネタが売り込まれ、あっという間に島田正樹の情報が拡散されます。
灰江は羽毛田の元を訪れ抗議しますが、羽毛田は抗議に耳を貸さず、灰江は羽毛田に手を上げてしまいます。
弁護士の福士の仲裁により羽毛田とは示談した灰江ですが、自分の無力さを痛感するのでした。
羽毛田の記事がどんな内容だったか、知りたい人はぜひ原作をご覧ください▼
カッコウの卵は誰のもの
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 加古川桃…亡くなった実業家・加古川梅介の妹
- 加古川梅介…筋ジストロフィー症により死去した実業家で元妻との間に二人の息子がいる
- 橋爪愛子…交響楽団に在籍するヴァイオリニスト
- 志摩邑錠…東京芸大の教授で橋爪愛子の指導教授だった
灰江の事務所に加古川桃という女性が依頼に訪れます。
依頼内容は、亡くなった兄・梅介と元嫁との間の子どもたちに、血のつながりがあるのかどうかを調べてほしいというものでした。
兄を最後まで面倒見て看取った自分に、一円の遺産も入らないのが許せないというのです。
兄の死後、加古川桃は兄・梅介の遺品から無精子症の診断書を見つけていました。
血の繋がらない子どもに渡す遺産はないと息巻く加古川からの依頼を受け、さっそく調査に乗り出す灰江たちは、梅介の元妻・橋爪愛子に接触します。
愛子の周辺や、自宅の息子たちの様子を観察しますが、有力な手掛かりは見つかりません。
そこで灰江は、音楽関係に詳しい情報屋にあたり、橋爪愛子の情報を集めます。
そこで浮上してきたのが、志摩邑錠(しまむら じょう)という人物でした。
愛子の大学時代の指導教授です。
志摩のDNAサンプルや愛子の息子たちのDNAサンプルを何とか入手した灰江たちは、朝永の手によりDNA鑑定を行います。
結果、志摩邑教授と愛子の息子たちが親子関係があることが分かったのです。
その事実をもとに、加古川桃と一緒に橋爪愛子のもとを訪れる灰江。
真実が公になれば子供たちが傷つくと、灰江は加古川と示談することを勧めます。
そして、橋爪愛子の口から、なぜ志摩邑教授の子どもを産んだのか、壮絶な過去が明かされます。
言葉を失う加古川桃に、灰江は離婚後も加古川梅介は実の父として息子たちとずっとSNS上でやり取りをしていたことを明かします。
すべてを知った加古川桃は、梅介の息子たちに遺産をつがせることに同意するのでした。
志摩邑教授の鬼畜の所業をくわしく知りたい!という人はぜひ原作をご覧ください▼
一生生きる理由
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 灰江の母…夫の事故が原因で多額の賠償金を背負う
- 灰江の父…灰江七生の義父でバス運転手であったがバス運転中の突風の事故により死去
- 地鶏健吾…灰江七生の実の父で元最高裁人事総局の局長
灰江は育ての親である義父の命日に墓参りに行くと、そこで母とばったり出くわすことに。
灰江の生活を心配する母に、話があると自宅を訪れる灰江。
バス運転手だった灰江の義父が事故を起こし、多額の賠償金を背負わねばならなくなったことを振り返る二人だったが、灰江は母に、事故を居眠り運転とした裁判所の判決を事実と違うと裁判で不正が行われていたことを明かします。
そしてその不正の原因が、灰江の実の父・地鶏健吾に関係することも灰江はつきとめていました。
不正を暴き、母の恨みも晴らしたいと言う灰江に、母は「過去にとらわれないで自由になって」と言うのでした。
義父の事故により発生した賠償金も全額支払う目途がついたことを灰江に話し、母は晴れ晴れとした顔を灰江に見せるのでした。
epilogue
【登場人物】
- 灰江七生…相続を専門とする私立探偵で元弁護士
- 三富令子…灰江の探偵事務所のアシスタント
- 朝永秀樹…元科捜研のエース研究員で、今は民間鑑定会社勤務
- 羽毛田…フリーライターで通称「ハゲタカ」
ある日、灰江のもとにフリーライターの羽毛田から連絡が入ります。
羽毛田は自分がガンに侵されたことを告白し、これを機に「司法の闇」を暴く記事を書こうと決めたこと、灰江に手伝ってほしいというものでした。
というのも、羽毛田が暴く司法の闇には、灰江の実の父・地鶏健吾も関わっているのです。
依頼金五千万という多額の報酬を提示した羽毛田に、灰江は依頼を了承します。
そして羽毛田とともに、自分をおとしめた「司法の闇」を暴こうと走り出すのでした。
灰江七生が弁護士資格をはく奪された理由とは?
灰江七生が弁護士資格をはく奪された事情には、灰江の実父・地鶏健吾の策略が深くかかわっています。
というのも、灰江はもともと東京大学法学部を卒業したのち司法試験に合格し、弁護士として働いていました。
そのときに、依頼人の老人の遺産を着服したと、弁護士会から除名処分を受けたのです。
ですが、この処分自体が濡れ衣だったのです。
そして、灰江の弁護士資格のはく奪を図ったのが、灰江の実父で最高裁判所の人事総局の局長をしていた地鶏健吾なのです。
灰江は、バス運転手であった義父が起こした事故について調べていました。
朝永の協力もと調べを進めた結果、突風による不慮の事故であることが明らかになったのです。
ですが、裁判では居眠り運転として判決され、バス乗客へ多額の賠償金を支払うよう命じられました。
バスの事故で灰江の父も亡くなっており、多額の賠償金を灰江の母と灰江が相続していたのです。
この灰江の義父の裁判結果も、地鶏健吾が意図的に操作した結果だったのです。
当時の担当裁判官に、居眠り運転として判決をくだすよう働きかけていたのです。
そのことも突き止めていた灰江は、弁護士資格を取得した後、その事実を公にしようとします。
ですがその前に、地鶏健吾により先にはめられて弁護士会を除名となったのです。
弁護士会に所属できないと弁護士としては無資格になるため、灰江は地鶏健吾の策略により弁護士をはく奪されてしまったのです。
『相続探偵』の原作は完結している?打ち切りのウワサは本当?
漫画『相続探偵』は7巻で完結しています。
というのも、当時連載していた雑誌イブニングが2023年2月28日で休刊になってしまったのです。
灰江のルーツや令子の過去など、伏線回収がされないまま完結してしまったため、「相続探偵は連載打ち切りになったのか?!」という声もありますが、実際は連載雑誌の休刊による完結だったのです。
なのでドラマ『相続探偵』では、漫画で描き切れなかった灰江七生と地鶏健吾の対決や、令子の過去に司法の闇を暴くエピソードが加えられるのではと期待したいですね!
ドラマ『相続探偵』は漫画原作を書いた西荻弓絵さんがドラマの脚本を担当します。
西荻弓絵さんといえばドラマ『SPEC』『ケイゾク』の脚本を手がけた脚本家さんで、クセのあるキャラクターたちが縦横無尽に活躍する脚本を書かせたらピカイチな人です。
そんな西荻弓絵さんがドラマ『相続探偵』はどんなラストを用意しているのか、楽しみで仕方ないですね!
原作漫画の『相続探偵』のラストがどうだったか気になる!という人はぜひ原作をご覧ください▼
ドラマ『相続探偵』のキャスト一覧
ドラマ『相続探偵』のキャストがこちら▼
役名 | 俳優 |
---|---|
灰江七生(はいえ なお) | 赤楚衛二 |
三富令子(みとみ れいこ) | 桜田ひより |
朝永秀樹(ともなが ひでき) | 矢本悠馬 |
福士遥(ふくし はるか) | 落合モトキ |
金山竜(かなやま りゅう) | 渋川清彦 |
羽毛田香(はげた かおる) | 三浦貴大 |
地鶏健吾(じどり けんご) | 加藤雅也 |
このほか、毎話ゲスト俳優が登場します。
どんな俳優さんが出演するのか、今から楽しみですね!
まとめ
ドラマ『相続探偵』の原作は、作:西荻弓絵・絵:幾田羊の漫画作品です。
漫画『相続探偵』は7巻で完結しており、当時連載していた雑誌の休刊により、伏線回収がされないまま完結してしまいました。
ドラマ『相続探偵』では、漫画では描き切れなかったエピソードを入れた、新たな『相続探偵』としてストーリー展開されることに期待したいですね!
漫画『相続探偵』に収録されたエピソード一覧がコチラ▼
- 或る小説家の遺言
- 鎌倉の屋敷と兄妹
- 借りに逃げ、どえりゃアカン!
- その女、危険につき
- マリーアントワネットの相続
- 老舗和菓子屋の変
- 笑福湯の生前相続
- 死後認知~七人の隠し子~
- カッコウの卵は誰のもの
- 一生生きる理由
- epilogue
ドラマ化されない原作エピソードも読んでみたい!という人はぜひ原作をご覧ください▼