BLドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』に小説や漫画の原作はあるのかについてご紹介します。
最近ではひとつのジャンルとして確立しているBLドラマですが、原作があるドラマも多いですよね。
『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』には原作はあるのでしょうか?
ドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』に小説や漫画の原作はあるのか、脚本家や監督などの制作陣についてもまとめたのでご覧ください。
【ぼくとぼくが好きな彼と、君と。】原作は小説や漫画?
ドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』は、完全オリジナルストーリーで、原作小説や漫画はありません。
そんなドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』は、主人公の天瀬拓実が職を失ったところからストーリーがはじまります。
料理人を目指していた天瀬拓実は、住み込みで働いていた店が閉店してしまい、行き場を失っていました。
新しい仕事を探してもなかなか採用が決まらず、途方に暮れていたある日、ふと立ち寄った喫茶店で予想もしなかった光景に出くわします。
そこにはカメラマンの崎山亮二、モデルの真島奇跡(だいや)、そして奇跡の叔父であり店のマスターでもある宗一郎がいたのです。
その瞬間、拓実は過去の記憶が蘇ります。
亮二に一目惚れをした時のこと、そしてその時にかけられた一言「どういう風に生きたいの?」を思い出したのです。
しかし、亮二本人はそんな出来事を全く覚えていない様子でした。
そして拓実自身も、自分が男性を好きになることを隠しながら生きていました。
一方で、亮二と奇跡はルームシェアをしていましたが、生活費の都合からもう一人住人を増やすことを考えていました。
社交的な性格の奇跡が初対面にも関わらず、拓実を「3人目の住人」に誘い入れます。
こうして、好きな人と一つ屋根の下で暮らすことになった拓実、恋愛に真剣になれない亮二、そして自由気ままに生きているように見える奇跡。
それぞれが抱える事情や思いを胸に、3人の関係は共同生活の中で少しずつ変わり始めます。
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【ぼくとぼくが好きな彼と、君と。】脚本家は誰?
ドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』の脚本は、テレビ東京のプロデューサー・植田郁子さんと、脚本家の田中しおりさんが担当しています。
植田郁子さんは、松本まりかさん主演のドラマ『東京、愛だの、恋だの』を手掛けたプロデューサーです。
ドラマ『東京、愛だの、恋だの』では、35歳の主人公の揺れ動く気持ちや、東京で住む場所を探す女性たちの悩みや事情を丁寧に描いていました。
「東京」で懸命に生きようとする女性たちのオムニバスラブストーリーで、配信ドラマながらドラマファンからは評価の高い作品です。
田中しおりさんは、WOWOWで放送されたドラマ『白暮のクロニクル』の脚本を担当された脚本家です。
ドラマ『白暮のクロニクル』では、不老不死の「オキナガ」が関連するミステリードラマの中で、登場人物の過去を描く回を担当していた田中さん。
田中さんの過去作品も調べてみましたが、BL作品は初挑戦のようですね。
ドラマ『白暮のクロニクル』では5話と9話の脚本を担当していて、どちらも登場人物を掘り下げた内容の回でした。
ドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』はチープな展開にならず、短い中でも出来る限り丁寧に人物描写がされていました。
BLドラマだからと安易に一気に距離感を縮めたりすることなく、距離感が縮まることの必然について描かれていたのが好感が持てますよね。
ドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』を契機に、今後、BLドラマの脚本でお目にかかることが増えるかもしれませんね。
【ぼくとぼくが好きな彼と、君と。】ドラマの監督は?
ドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』の監督は、石橋夕帆さんです。
石橋夕帆さんは、映画『朝がくるとむなしくなる』の監督さんで、俳優の唐田えりかさんの復帰作として話題になった作品です。
映画『朝がくるとむなしくなる』は、会社を辞めてコンビニでアルバイトをし、どこかむなしい毎日を過ごしている主人公がある日、元同級生と再会したことをきっかけに、少しずつ自分らしさを取り戻していくストーリーでした。
日常に「あるある」と思うような場面がいくつも出てくる、リアリティを感じる作品が多い大橋監督、ドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』でも三人の関係が、特別感のない日常として描かれています。
石橋監督のこれまでの作品を見ると内容に派手さはないですが、緻密に日常を描く技量がとても高いと感じます。
映画『朝がくるとむなしくなる』では、作品を撮る前に俳優さんと脚本の解釈を深め、信頼関係を築いて撮影に臨んだとか。
ドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』でも、俳優さんとのコミュニケーションを大切にして撮影を進めていたんだろうなと思わされるような、そんな空気感が息づいている作品です。
まとめ
ドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と。』は完全オリジナルストーリーで、原作小説や漫画はありません。
物語は職を失った料理人志望の天瀬拓実が、ふと立ち寄った喫茶店でカメラマンの崎山亮二やモデルの真島奇跡と出会い、過去の記憶がよみがえるところから始まります。
脚本は植田郁子さんと田中しおりさんが手掛け、監督は日常描写に定評のある石橋夕帆さんが担当しています。