2024年10月12日からスタートしたドラマ「バントマン」の主人公・柳澤大翔には誰かモデルがいるのでしょうか?
野球をテーマにしたドラマ「バントマン」を見ている人の中には、主人公の柳澤大翔が現実のプロ野球選手をモデルにしているのか?それとも完全なフィクションなのか?気になりますよね。
中日ドラゴンズが全面協力していることから、実在する選手がモデルなのでは?と期待する声も上がっていますが、果たしてどうなのでしょうか。
この記事では、ドラマ「バントマン」の主人公・柳澤大翔にモデルはいるのか、実話を基にしたストーリーなのかを徹底的にリサーチし、まとめてご紹介します。
バントマンのドラマのモデルは中日の選手?
バントマンの主人公・柳澤大翔にモデルとなる選手はいません。
中日ドラゴンズの元選手という設定で、撮影も中日ドラゴンズ全面協力なので、もしかしてモデルとなる選手はいるのかな?と気になる人もいますよね。
ですが、これまでのドラマインタビューや公式ホームページを細かくチェックしてみましたが、モデルの存在を見つけることはできませんでした。
主人公・柳澤大翔と息子・直斗の二人の会話で、実在の野球選手、ロッテの佐々木朗希選手やヤクルトの村上宗隆選手の名前が出てきたので「柳澤大翔にはモデルがいるんじゃないか?!」と思わせるようなドラマ展開でしたよね。
ドラマ「バントマン」のために中日ドラゴンズ全面協力している部分も、中日の選手をモデルにしてるのか?!と思わせぶりでしたよね。
ドラマを観ている野球ファンなら「もしかしてモデルがいるのかな?」と思う人がいてもおかしくはありません。
バッティング練習で大翔の隣にいた、新人王の七海は細川成也選手がモデルでは?とX(旧Twitter)で投稿されているのを目にしたので、かなりリアリティにこだわって作られてドラマであることには間違いありません。
脚本を書くにあたり、野球関係者やOBに取材をしてしっかり書いているようですが、主人公・柳澤大翔は誰か特定のモデルをもとに描かれた人物ではなさそうです。
ですが、主人公・柳澤大翔自体も中日の選手がモデルになっているのでは?と視聴者が期待しちゃうのも無理はない内容のドラマになっていますよね。
「柳澤大翔にモデルがいるのでは?」と本当に感じさせるような、野球にしっかり向き合ったリアリティのあるドラマ内容です。
これからのドラマの中で野球に関するシーンは色々と登場しますが、脚本家の矢島弘一さんが大の野球好きとあって、かなり細かく野球について絡めた内容になるでしょう。
バントマンのドラマは実話をもとにしている?原作あり?
バントマンのドラマは完全オリジナルストーリーで、実話をもとにしたドラマではありません。
原作もなく、ドラマの公式ホームページで「オリジナルストーリー」と公開されています。
このドラマは野球哲学を交えて描くオリジナルストーリー。
原作なしの完全オリジナルストーリーとはいえ、野球に関する部分はかなりリアリティを持って制作されています。
オリジナルストーリーなので、もっとコメディよりな内容になるかと思いましたが、中日ドラゴンズが全面協力して撮影しているドラマなので、かなりリアルにそった内容になっていますよね。
というのも、主人公の大翔のようにプロの球団から戦力外通告を受ける選手はかなりの人数いて、2023年は143人が戦力外通告を受けています。
大翔のような状況というのは野球選手にとって避けたいことですが決してめずらしくないことですね。
球団から戦力外通告を受ける面接場面は、ドラマとはいえかなりリアルな内容で描かれていましたね。
大翔が球団から職員として働かないかとオファーを受けていたり、戦力外通告を受けて12球団合同トライアウトを受けに行ったり、という場面は戦力外通告を受けた選手のその後としてはかなりリアリティがあります。
主人公の柳澤大翔はトライアウトを受ける選択をしますが、トライアウト後の連絡待ちのシーンなど、トライアウトを受けたその後の選手状況をよく表していたと思います。
スマホに着信があれば「球団からのオファーかも?!」と飛びつくように電話に出るシーンなどは、観ているこちらも感情移入しちゃうような場面でしたよね。
これまで戦力外通告を受けてきた選手に取材をしたり、中日ドラゴンズに実際の現場を取材して脚本を書いている可能性が高いのではと思わせる内容でした。
12球団合同のトライアウトは2024年秋で終了するので、野球ドラマでのトライアウトのシーンを見るのはバントマンが最後で貴重なシーンといってもいいかもしれません。
このことからも、脚本家の矢島弘一さんがいかに野球好きで野球に精通しているかというがわかりますね。
バンドマンのドラマ脚本は誰が手がけている?
バントマンの脚本家は、矢島弘一さんと富安美尋さんの2人です。
【矢島弘一さん担当】バントマン1話~6話、9話~最終話
【富安美尋さん担当】バントマン7話~8話
ヒューマンドラマからコメディドラマまで幅広いジャンルの脚本を執筆しているお二人です。
そんなお二人のこれまでの代表的な脚本がコチラ▼
矢島弘一の代表作は?
矢島弘一さんはもともと、2006年に旗揚げした劇団「東京マハロ」の主宰者として活動されていました。
そんな矢島さんが、2015年に初めて書いたドラマ脚本が「毒島ゆり子のせきらら日記」です。
「毒島ゆり子のせきらら日記」で向田邦子賞を受賞したことをきっかけに、一躍注目を集めました。
現代社会が向き合うべきテーマである、いじめや不妊治療などのシリアスな内容を扱うだけにとどまらず、思わず笑ってしまうようなコメディ作品にも挑戦し、幅広いジャンルの脚本に取り組んでいます。
矢島弘一さんは無類の野球好きとしても知られていて、バントマンのドラマ脚本をかくのにはまさにピッタリな人選としか言いようがありませんね。
無類の野球好きとしても知られている矢島弘一さんの代表作がコチラ▼
- 毒島ゆり子のせきらら日記(主演:前田敦子)
- コウノドリ第2シーズン(主演:綾野剛)
- 初恋、ざらり(主演:風間俊介・小野花梨)
- やさしい猫(主演:優香)
- 残酷な観客達(主演:欅坂46)
- 女子高生の無駄づかい(主演:岡田結実)
- おもひでぽろぽろ(主演:松坂慶子)
- 八月は夜のバッティングセンターで。(主演:関水渚)
- 風よ あらしよ(主演:吉高由里子)
富安美尋の代表作は?
株式会社ドラマデザイン社が主宰する脚本家育成プログラム「シナリオインキュベーション」の23期生として脚本を学んだ富安美尋さん。
2021年にドラマ「着飾る恋には理由があって」デビューし活躍している、若手脚本家の一人です。
ラブストーリーからサスペンス、コメディーから法廷劇まで、幅広いジャンルの脚本を手がけている新進気鋭の脚本家さんです。
スポーツものは「バントマン」が初挑戦ということで、どんな脚本になるか楽しみですね!
スポーツもの初挑戦となる富安美尋さんの代表作がコチラ▼
- 着飾る恋には理由があって(主演:川口春奈)
- 初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~(主演:樋口日奈)
- 束の間の一花(主演:京本大我)
- 恋の妄想・消防団(主演:満島真之介・岡部たかし・梶原善)
- 勝利の方程式(主演:志田 未来)
- 5分後に意外な結末(主演:莉子・飯尾 和)
- 約束~16年目の真実~(主演:中村アン)
- 民王R(主演:遠藤憲一)
ヒューマンドラマからコメディまで、幅広いジャンルの脚本を書いてきたお二人が、どんな展開の作品に仕上げたのか楽しみでしかたないですね!
第1話をから、野球に絡めながらもそこにヒューマンドラマとしての要素もありそうな雰囲気が出ていましたよね。
そして、息子の直斗や父母といった家族との関係がどう描かれるかも注目したいですね。
特に大切な家族を亡くしたばかりの大翔と直斗が、二人でどのように手を取りあて生きていくのかが気になるところですよね。
大切な妻を亡くした途端に戦力外通告を受けて、事実上の無職状態の大翔。
これから一人で息子・直斗を育てていかなければいけない時に、無職のままでは養うことはできません。
野球がしたい、という自分の想いと、家族を養わなければいけないから何か仕事をしなければ、という葛藤が出てきてもおかしくないですよね。
そんな葛藤をどのように描いて、どう乗り越えていくのか、大翔はまたプロ野球選手として活躍することができるのか、どんな展開になるのか第1話を見ただけでも色々と想像がふくらみますね。
職場や家族など様々な人が織りなすヒューマンドラマ、毎週見た後は心がじんわり温かくなる、そんなドラマになるんじゃないかと予感しています。
中日ドラゴンズの選手や立浪監督がドラマに出演する可能性あり?
現時点では、中日ドラゴンズの球団発表やドラマ公式ホームページを見ても、中日ドラゴンズの選手が出場する、という情報はありませんでした。
ドラマ「バントマン」には、中日ドラゴンズが全面的に協力していて、バンテリンドームナゴヤには特設ブースも設置されているので、「現役の中日の選手や監督がドラマに出るかな?」とドラマを観ている人に期待させるものがありましたよね。
今シーズン限りでの退任する立浪監督も、東海テレビのインタビューに応じていたので「もしやドラマに出る?!」という気もさてくれました。
ですが、バントマン第2話以降は中日ドラゴンズを離れた大翔の物語が描かれていくため、中日ドラゴンズ関係のシーンは登場の残念ながら可能性が低い状況です。
もし中日ドラゴンズが登場するとしたら、ドラマの最終回かもしれません。
というのも、主人公の大翔がプロ野球選手に返り咲くことができたなら、その時はまたドームでの撮影があるかもしれないですよね。
第1話のラストで、バントマンをしながらプロ野球選手を目ざせばいい、と櫻田社長が言ったので、もしかしたらプロ野球選手に返り咲くというラストがあるのかもしれません。
最後の最後までドラマ「バントマン」から目が離せませんね!
野球選手の第2の人生ってどうなるの?
バントマンの主人公・柳澤大翔のように、プロ野球選手を辞めたあとの生活はいったいどのようなものなのでしょうか。
プロ野球にかかわる仕事に残る
プロ野球選手が引退後、約半数の選手はそのまま球団で職員として働き続けます。
日本ハムファイターズの谷口雄也さんが現役引退後、球団職員としてPR担当でメディアに出ているのは有名ですよね。
球団職員としての仕事には、バッティングピッチャーやブルペンキャッチャーといった技術を活かす役割のほか、用具管理やマネージャーといった選手を支えるポジションも含まれます。
また、スコアラーやトレーナー、広報などの役割に就くケースもあります。
しかし、球団職員としてのポジションは限られており、毎年新たな戦力外選手が球団に加わるため、全員が長期間その職に留まることは難しいのが現状です。
こうした状況から、早めに球団を離れて新たなキャリアに挑戦することがいいのではという意見もあります。
プロ野球以外の仕事にすすむ
約1/3の選手は引退後、一般企業に就職したり、起業するなど、野球以外の分野で新たなキャリアを築いています。
阪神タイガースから戦力外通告を受けた奥村武博さん、引退後に猛勉強の末、公認会計士の資格取得するという道を歩んでいることは、本にもなりましたよね。
しかし、現役時代には社会との関わりが少なかったため、引退後に「何をしたら良いのかわからない」と悩む選手も多いようです。
そうした選手たちをサポートするため、民間企業も積極的に取り組んでいます。
例えば、ソフトバンクヒューマンキャピタルが運営する「イーキャリアNEXTFIELD」では、引退後のアスリートに向けた再就職支援サービスを提供しています。
このような支援によって、選手たちの選択肢が広がり、社会復帰がしやすくなっています。
大学へ進学する
プロ野球選手会と國學院大學が提携し、高卒選手には引退後に大学で学ぶチャンスも提供されています。
入学金と授業料が4年間免除され、現在も複数の元選手が大学生として新たな一歩を踏み出しています。
まとめ
ドラマ「バントマン」の主人公、柳澤大翔にはモデルとなる選手や特定の人物はいません。
中日ドラゴンズ全面協力なので、ドラマを見ている人のあいだでは「中日ドラゴンズの選手にモデルがいる?」と感じるシーンもありますが、公式情報ではモデルの存在は書かれていません。
ドラマ「バントマン」は脚本家の完全オリジナルストーリーで、プロ野球選手が戦力外通告を受けた後、送りバントのように影ながら人を支えて応援する「バントマン」としての新たな道を進む姿を描く作品です。
ドラマ「バントマン」の脚本は、矢島弘一さんと富安美尋さんが担当されます。
ホームランバッターの大翔が、周囲をサポートする送りバントを出せる「バントマン」になれるのか、これからのドラマの展開が楽しみですね!