ドラマ『ホットスポット』最終回での高橋のセリフ「棚が違う」の意味について、詳しく解説していきます。
『ホットスポット』最終回で、幽霊と遭遇した高橋がつぶやいた「棚が違う」というセリフは一体、どんな意味なのでしょうか。
これまでも『ホットスポット』で「棚が違う」に関連するセリフが出てきていたのかも気になるところです。
ドラマ『ホットスポット』最終回で高橋がつぶやいた「棚が違う」のセリフの意味や、これまでに「棚が違う」に関連したセリフが出てきていたかについて、詳しく解説していきます。
【ホットスポット】最終回の「棚が違う」の意味とは？
ドラマ『ホットスポット』最終回で高橋が幽霊遭遇時につぶやいた「棚が違う」という意味は、レンタルビデオ店などでホラーとSFが別にカテゴライズされて棚に並べられていることに由来しています。
301号室で幽霊と遭遇した時に出た「棚が違う」
ドラマ『ホットスポット』の最終回で、レイクホテル浅ノ湖の301号室に宿泊していた宇宙人の高橋。
301号室は支配人の計らいで、翌日朝番の高橋ために泊まるよう用意された部屋でした。
しかし、寝ようとしていた高橋のもとにに女の幽霊が出現。
もともと、301号室は幽霊が出ると言われていた部屋です。
幽霊に遭遇した高橋は、とっさに「俺、宇宙人だからね！」と言い放ちますが、その直後、内心で「そもそも、棚が違う」とつぶやいていました。
高橋としては「幽霊はホラーで、宇宙人は実在する存在（地球人と変わらない）だからホラーと一緒にしてほしくない。全くのカテゴリー違いだ」というという、高橋なりのこだわりを表しているセリフといえます。
幽霊が出た時にでもどこか冷静さを失わない、自分のコンディションを整える方に気が向いてる高橋の姿がおもしろくもあり、笑ってしうシーンでした。
自分は「リアル」という高橋のこだわり
この「棚が違う」のセリフは、高橋のキャラクター性を象徴するものであり、高橋がどこか現実にこだわりを持っていることを端的に表していますよね。
高橋にとって、宇宙人である自分は単なるフィクションの存在ではなく、地球人と同じく「リアルな存在」として認識されるべきだという強い意志がある、とも言えます。
また、このシーンは視聴者にとってもユーモラスな瞬間となっています。
幽霊という超常現象に直面しながらも、高橋がまず考えたのは恐怖を覚えつつも明日は朝番で早く起きたいでした。
自分の事情を優先して幽霊を無視するのに、「棚が違う」というカテゴリーを持ち出してきたのが、高橋らしいとも言えますね。
このズレたリアクションが、キャラクターの個性を際立たせ、視聴者の印象に残る場面となっています。
この高橋の謎のこだわりは、『ホットスポット』8話でのみなぷーとはっちが絡む会話の中でも顔をのぞかせていて、その時も「棚」というキーワードが出てきていました。
【ホットスポット】棚が違うは8話のあの会話と通じてる？
高橋の「棚が違う」の「棚」の発想は、『ホットスポット』8話のみなぷーとはっちの会話がもとになっています。
みなぷーとはっちにとっては「同じ棚」
『ホットスポット』8話で、みなぷーとはっちが未来人の村上さんのことをすぐに受けいれたシーンで、高橋が「自分はリアルで未来人はSF」と言ったのに対して「（宇宙人と未来人は）同じ棚」と切り返していました。
このやり取りがもとになって、『ホットスポット』最終回での高橋の「棚が違う」セリフが出てきたと言えます。
高橋にとって幽霊と自分は一緒じゃない、カテゴリーが違う「棚が違う」存在という気持ちがあることへの、強いこだわりを感じますよね。
未来人の村上さんと一緒にされるのも違うと拒否、村上さんはSFで自分はリアルと主張していました。
視聴者から見れば、未来人も宇宙人もどっちもSFでしょと言う場面ですが、なぜか高橋にとっては譲れないところなのでしょう。
富士浅田市に実態がありリアルに住む存在として、認めてほしかったのでしょうね。
「棚」は高橋の存在をとらえるポイント
この「棚」の概念は、高橋が自身の存在をどのように捉えているかを示す重要なポイントになっています。
高橋にとって、宇宙人である自分は空想上の存在ではなく、実際に地球で生活している「現実的な存在」なのです。
そのため、未来人や幽霊と一括りにされることに強い違和感を抱いていますよね。
また、8話のみなぷーとはっちの会話では、未来人をあっさり受け入れる姿が描かれていますが、高橋にとってはそれが腑に落ちなかったのかもしれません。
高橋は「リアルな自分」と「SF的な未来人」の間に明確な線引きを持っており、それが最終回の「棚が違う」発言にもつながったと考えられます。
まとめ
ドラマ『ホットスポット』の最終回で、高橋が幽霊と遭遇した際に内心でつぶやいた「棚が違う」というセリフは、レンタルビデオ店などでホラーとSFが別のカテゴリーとして扱われ、違う棚に並べられていることに由来しています。
高橋はレイクホテル浅ノ湖の301号室に宿泊していましたが、そこは幽霊が出ると言われている部屋でした。
幽霊が現れた際、とっさに「俺、宇宙人だからね！」と主張したものの、内心では「そもそも、棚が違う」と思っていました。
これは、「幽霊（ホラー）と実在する俺は別のカテゴリーであり、一緒にされるべきではない」という高橋のこだわりを示したセリフです。
この考え方は、『ホットスポット』第8話のみなぷーとはっちの会話ともつながっています。
未来人の村上さんをすぐに受け入れた二人に対し、高橋は「自分はリアルで、未来人はSF」と主張しましたが、「（宇宙人と未来人は）同じ棚」と切り返されていました。
このやり取りが最終回の「棚が違う」というセリフにつながっているのです。
高橋にとって、幽霊や未来人とは違い、宇宙人である自分はリアルな存在として一線を画していると認められたかったのでしょう。
視聴者から見れば宇宙人も未来人もSFに分類されそうですが、高橋にとっては譲れない一線であったことがわかりますね。
