ドラマ『地獄の果てまで連れていく』の最終回ネタバレや結末をまとめました。
第1話から衝撃的なシーン満載で始まったドラマ『地獄の果てまで連れていく』スリリングな展開のほかにも、紗智子の協力者は誰かや麗奈の心理など、謎が多いですよね。
そんなドラマ『地獄の果てまで連れていく』の最終回のネタバレと結末をご紹介します。
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『地獄の果てまで連れていく』1話ネタバレ考察
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橘紗智子として人生を生きる坂東幸和子
「橘紗智子」のプロフィールを確認するようにつぶやきながら歩く紗智子。
本当の名は「坂東幸和子」ですが、高校生の頃に起こったある出来事により、今は顔を変え名前を変えて生きています。
そんな紗智子のスマホに「コミ」という相手から「油断しちゃだめだよ。あいつは本物の化け物だから。」というメッセージが送られてきます。
コミは一体何者?
コミとは一体誰なのでしょうか?そして紗智子がこれから訪ねる相手・花井麗奈について「本物の化け物」と紗智子に注意を促します。
どうやら因縁の相手の家に向かう紗智子の協力者のようですが、一体どういう関係なのかはまだはっきりしません。
この後の展開で、紗智子は誰かと連絡をとり麗奈に関する情報提供を受けているところから、「コミ」は紗智子の協力者と言ってもいいでしょう。
そんなコミから発せられた「化け物」の言葉に、紗智子は過去の出来事がフラッシュバックします。
そして意を決したように、ある家に向かうのでした。
その家に入る前、紗智子は鏡で首元を確認し、出迎えた花井麗奈と共に家の中に入るのでした。
紗智子はなぜ首元を確認した?
紗智子はかつてある人物によって重傷を負わされた過去があります。
その時に負ったやけどのあとを確認していたのではないでしょうか。
というのも、これから行く先は紗智子の因縁の相手・花井麗奈です。
紗智子に重傷を負わせた張本人の麗奈の家に、過去の自分とは別人になりすまし訪ねようというところです。
少しでも橘紗智子が「坂東幸和子」であることに気づかれてはいけない、という警戒心から首者を確認したのかもしれませんね。
紗智子は麗奈の家でベビーシッターの面接を受ける
花井麗奈は、人気のインフルエンサーであり、ピアニストでもあります。
そんな麗奈の家にベビーシッターの面接に訪れた紗智子は、面接でシッター歴の短さを指摘されますが、ベビーシッターのための資格を各種持っていることをアピールします。
ですがその態度に麗奈は「必死さというか、熱意が少し…異常?!」と言われてしまいます。
麗奈は「自分の勘違い」と笑いとばしますが、紗智子は内心、大きく動揺するのでした。
そんな時、泣き出した麗奈の子を抱っこさせてくれと紗智子は麗奈に言います。
麗奈に抱っこを断られた紗智子は、リビングに飾られた写真の中から、高校の頃の麗奈の写真を見つけ釘づけになります。
写真をきっかけに高校時代に通ったパン屋の話で盛り上がった二人、高校時代のほかの写真を取り出した麗奈は、ある一枚の写真をゴミ箱に捨てます。
そこに映っていたのは、高校時代の紗智子、名前を変える前の自分、坂東幸和子(ばんどう さわこ)でした。
気分を変えようとするかのように、ブラームスのレコードをかける麗奈。
高校であった過去の凄惨な事件について話題を振った紗智子に、「そんなことありましたっけ?」と笑顔で麗奈は返事をします。
何もなかったかのように笑う麗奈がきっかけで、紗智子の脳裏につらい過去がフラッシュバックします。
紗智子が体験した壮絶な過去
紗智子は思い出します。
父が亡くなったときのこと、父へのいわれのない罪の疑い、それがもとで受けた同級生からの嫌がらせ、麗奈の父と幸和子の父に交流があったこと、麗奈に救われた日々。
同級生から執拗に嫌がらせを受ける中、麗奈のほかにもう一人、影ながら幸和子の味方をしてくれる人がいました。
それが花井誠でした。
ですが、麗奈は誠と幸和子の仲が近づくのを嫌がり、わざと二人を引き離すような行動にでます。
「本気で人を好きなるとか無理なんです、誠には」と言い、幸和子を心配している風を装い、幸和子と誠の仲を引き裂きます。
そしてついに麗奈は凶行に及びます。
麗奈に呼び出され向かったピアノ教室で、麗奈はハサミを持って幸和子を待ち構えていました。
麗奈の足元には、ピアノ教室の先生が倒れています。
そして、麗奈は手にしたハサミを幸和子に突き立てるという凶行に及ぶのでした。
笑いながら凶行に及ぶ麗奈は「あなたたち親子って、むかつくぐらいホントそっくり。人の邪魔するところが」と幸和子に向かって言い放つのでした。
麗奈はさらに幸和子を傷つけ、自分のハサミを倒れた幸和子に握らせ、火を放ちその場を後にしたのです。
麗奈のベビーシッターに採用された紗智子
麗奈の笑顔に、麗奈から受けた古傷がうずく紗智子。
麗奈も何かを感じているようで、紗智子のベビーシッター採用を見送ると断られそうになります。
ですが、ここで何度となく泣く子どもの様子から離乳食によるアレルギーの疑いを伝え、専門病院にすぐに受診できるように紗智子は麗奈を手助けすることに。
これにより、一転して紗智子は麗奈のベビーシッターとして採用されることとなったのです。
麗奈の家から自分の家に戻った紗智子。
そこは、壁一面に父が亡くなった事件に関する新聞記事や麗奈の映像で埋め尽くされています。
紗智子はスマホでベビーシッターとして採用されたことを誰かに連絡するのでした。
紗智子の協力者は一人?それとも複数人?
紗智子が連絡した相手は、紗智子の復讐に協力してくれる協力者であることは間違いなさそうです。
ですが、この電話の相手がドラマ冒頭で出てきたメッセージの送信者「コミ」なのか、それともまた別の人物なのかは不明です。
麗奈の狂気ぶりを考えると、麗奈から被害を受けた複数の人間が紗智子に協力している可能性も考えられます。
電話は音声が変えられていて、誰の声なのかは特定できないようになっていますよね。
「コミ」と話しているのか、それともまた別の誰かなのかがはっきりとしません。
その点からも、紗智子への協力者は一人とは限らない、毎回別の誰かと電話で話して情報を得ているのかもしれませんね。
『地獄の果てまで連れていく』2話ネタバレ考察
ドラマ『地獄の果てまで連れていく』2話のあらすじと考察がコチラ▼
紗智子の協力者から情報が入る
紗智子の協力者から「送ったの見た?」と連絡が入ります。
紗智子の父が亡くなった日、そしてピアノ教室の先生が亡くなった日、どちらも大学教授をしている麗奈の父・黒川稔のゼミが休講になっていることが協力者から伝えられます。
そして、ここ数年で麗奈の周辺で不審な亡くなり方をする事件が相次いでいることも伝えられ、気を抜くなと協力者は紗智子に念押しするのでした。
麗奈の新たなターゲットが生まれる
紗智子に子どもを預け仕事に向かった麗奈ですが、仕事先ではインフルエンサー仲間のことを内心うっとおしく思いつつも、笑顔で接しています。
インフルエンサー仲間とライブ配信をする間も、仲間の優子が発売したプロデュース腕時計をはめさせられ、内心よく思っていません。
そしてプロデュース時計は、麗奈の得意先とひそかに話を進めた結果のものでした。
麗奈に断りなく麗奈の縁を利用した形での発売となっていたのです。
怒っているかと優子に聞かれ「ぜーんぜん」と笑顔で答える麗奈ですが、その指先はピアノを奏でるようにトントンと動いていたのでした。
奏でるように指が動くのは麗奈の凶行の前触れ?
麗奈の指先がピアノを奏でるようにトントンと動く描写のあと、必ず誰かが犠牲になります。
1話では麗奈がトントンと指を動かす描写の後、坂東幸和子が麗奈の凶行の被害にあいました。
そして2話では、麗奈に不義理な行動をとった優子とのやり取りのあとに、麗奈が指先をトントンと動かす描写が出てきました。
ドラマ後半ではまたしても麗奈が凶行に及ぶことからも、麗奈の指が動く描写は凶行の前触れとして描かれているのかもしれませんね。
父の事件に関する手がかりを探す紗智子
一方、紗智子は麗奈の父・稔が使っていた部屋を家探ししています。
紗智子の父の事件の手がかりになるものがないか、調べていたのです。
そこに背後から「どちら様ですか」と紗智子は声をかけられます。
背後に立っていたのは、麗奈の父・稔でした。
育児用品を探していたと何とか家探しの理由を取り繕った紗智子ですが、稔は紗智子のことを警戒しています。
稔は麗奈に紗智子を信用するなと忠告をしますが、「そんなに心配する必要あるかな」と麗奈は一蹴するのでした。
そして「都合が悪くなれば、切ればいいじゃん」と笑顔で意味深なことを言います。
稔の心配をよそに麗奈は「お願いがある」と父・稔に何かお願い事をするのでした。
あくる日、紗智子が麗奈の家に行くと、室内に監視カメラの設置を進めているところでした。
あくまで事前のトラブル防止で安全対策という麗奈ですが、麗奈にも何か考えがあるようです。
家に帰った紗智子は協力者と連絡をとります。
稔が相当警戒していること、麗奈の家にある稔の部屋からは犯罪心理学や社会学関連の資料しかなかったと、紗智子の父の事件につながる手がかりはなかったことを伝えます。
優子を相手に凶行に及ぶ麗奈
その頃、麗奈の縁をつかい自分のプロデュース時計を発売したインフルエンサーの優子は、夜道を一人で歩いているところを後ろから車に追突されます。
優子に追突した車の運転席には、麗奈が座っていたのでした。
翌日、優子が病院に搬送されたことを電話で伝えられた麗奈は、優子が亡くならなかったことを残念がるのでした。
優子の命が助かったことを、父・稔の前で平然と残念がる麗奈。
そんな麗奈の発言を聞いても、稔は何も言いません。
そして「車、ありがとね」と麗奈は言い、稔に車のカギを渡すのでした。
父親の稔は麗奈の協力者
稔の勤める大学へやってきた紗智子は、清掃員のポケットからこっそり鍵を拝借し、稔が使う教授室に侵入します。
稔の講義中の留守を狙って、父の事件に関する手がかりはないかを調べに来たのです。
教授室内を家探しする紗智子は、一つだけ鍵のかかったキャビネットがあることに気が付きます。
カギを探しますがたくさんのカギがあり、どのカギかを特定するには時間がかかりすぎます。
キャビネットを壊した紗智子は、中から麗奈の精神鑑定結果や脳の画像、研究日誌と書かれた冊子を見つけます。
研究日誌を開いた紗智子は、麗奈のこれまでの数々の凶行が記されていることに目を疑います。
そこに講義が終わった稔が運悪く教授室に戻ってきてしまいます。
稔の意識を奪いとある場所へ連れ出した紗智子は、稔に自分の正体が坂東幸和子であることを明かすのです。
そして、紗智子の父の事件は麗奈が引き起こしたものであることを、稔の口から引き出したのです。
紗智子の父の事件の真犯人である麗奈の犯行を手伝ったことも、稔は明かしました。
麗奈の行動の理由がわからない父・稔
麗奈の動機を紗智子は稔に尋ねますが、稔は自分が知りたいくらいだと全くわからないと言います。
稔自身も、娘の麗奈の異常さを何とか変えようと手をつくしてきたが、すべて上手くいかなかったことを告白します。
そして自分も限界だったとい、自分のことを始末してくれと稔は紗智子に言うです。
それに対し、紗智子は今までどれだけつらい思いをしてきたか、父を亡くし、親友と思っていた麗奈に裏切られ、命を奪われかけた上に母は自ら旅立っていってしまったという、自分の身にふりかかった悲惨すぎる出来事を稔に話し怒りをぶつけます。
坂東幸和子だったころの紗智子は、麗奈によって負わされた傷とやけどの治療のために入院していた病院から脱走し、自ら命を絶ったと偽装することに成功。
整形し戸籍を買い、別人になりすまし今日まできたとつらい道のりを話すのでした。
父親が亡くなった真相と冤罪の証拠をつかんだ紗智子
稔の自白を録音し、父の事件は麗奈によるもので冤罪だったという証拠をつかんだ紗智子。
ですが、紗智子はすぐには警察に行かず、ここから自分の麗奈への復讐がはじまると決意をあらたにします。
紗智子の麗奈への復讐は、麗奈の一番大事なものを壊すこと、麗奈の子どもを復讐のターゲットにすることでした、
別の日、紗智子がシッター業を終え帰る矢先、玄関先で麗奈の夫・誠と出会います。
あいさつを交わしすぐにその場を立ち去ろうとする紗智子に誠は「僕たち、どこかで会ったことありませんか?」と声をかけるのでした。
紗智子は誠に「坂東幸和子」であることに気づかれる?
誠は何をもってして紗智子に「どこかであったことありませんか?」と聞いたのでしょうか。
記憶にない、ただの勘と言ってしまえばそれまでですが、誠は敏感なタイプなのかもしれません。
誠の人物設定ではお客さんの好みをしっかり把握して花を売るフラワーショップの経営者なので、人の機微を繊細に感じ取るのかもしれませんね。
紗智子と同じ学校に通っていた誠は、紗智子が明かすよりも前に、紗智子が「坂東幸和子」であることに気づかかも知れません。
『地獄の果てまで連れていく』最終回ネタバレ!結末はどうなる?
ドラマ『地獄の果てまで連れていく』最終回の結末予想がコチラ▼
最終回では、紗智子と麗奈の因縁が一気に決着を迎える展開が描かれると予想されます。
紗智子は父の事件の真相を暴く証拠を手に入れ、さらに麗奈の本性を暴露する準備を進めますが、復讐の矛先を麗奈の大切な子どもに向けることで麗奈の精神を追い詰めようとします。
しかし、紗智子の行動により、麗奈の周囲の人間関係にも亀裂が生じ始めます。
特に夫の誠は、紗智子の素性や目的に薄々感づきつつあり、彼自身も麗奈に不信感を抱いていきます。
一方で、麗奈は徐々に追い詰められた心理状態になり、これまで隠してきた行動を暴露されることを恐れ、紗智子を直接排除しようと画策します。
麗奈の子どもを危険にさらす計画を進める紗智子ですが、紗智子自身も計画の過程で「自分が憎むべき相手と同じ存在になってしまうのではないか」と葛藤します。
この葛藤が物語のクライマックスに向けて大きなテーマとなりそうです。
最終的に、紗智子は自分の復讐計画を遂行することを躊躇しますが、その隙を突いて麗奈が紗智子を追い詰めようとします。
麗奈の最終的な破滅は、彼女自身が積み重ねてきた嘘や行動が周囲に明らかになることで訪れます。
特に夫の誠が彼女の過去の行いを知り、彼女の味方をやめることが決定的な一撃となるでしょう。
また、紗智子の協力者たちも物語の終盤で表舞台に現れ、紗智子をサポートする一方で、麗奈の犯行を世間に公表する重要な役割を果たすと考えられます。
最後には、麗奈が法の裁きを受けるか、それとも紗智子から受けた復讐がもとで心の破滅を迎えるか、いずれかの結末を迎えるでしょう。
紗智子は、父の名誉を回復し麗奈の闇を暴きますが同時に、紗智子もまた心を壊しその心は元通りにはならないかもしれません。
タイトル『地獄の果てまで連れていく』のとおり、紗智子自身も麗奈とともに心が壊れて破滅することとなりそうです。
この物語は、「復讐の正当性」や「真実の重み」を問いかける作品として、観る者に深い余韻を残すエンディングを迎えることでしょう。
まとめ
ドラマ『地獄の果てまで連れていく』は、整形と改名で新たな人生を生きる橘紗智子(坂東幸和子)が、高校時代に自分を傷つけ家族を破滅させた元友人・花井麗奈に復讐する物語です。
紗智子は麗奈の家でベビーシッターとして働きながら、麗奈やその父・稔の秘密を探ります。
協力者から情報を得つつ、紗智子は麗奈が過去に犯した犯罪の証拠をつかみますが、同時に復讐によって自身も変わり果てることへの葛藤を抱きます。
麗奈は冷酷な行動を続け、紗智子を排除しようと画策しますが、夫・誠や周囲の人間関係が崩れ始め、最終的には自身の嘘や罪が明らかになるでしょう。
復讐の過程で紗智子が何を選び、どのように麗奈との因縁を終わらせるかが、物語のクライマックスとなり見どころとも言えます。