『御上先生』9話で是枝先生と父親との会話に登場した「徳井さん」とは誰なのかについて詳しく考察していきます。
『御上先生』9話で是枝先生と父親との会話の中で、是枝先生が「徳井さん」という人物に隣徳学園の寄付について話を聞きに行っていたことが明らかになりました。
ですが、突然に「徳井さん」という人物が現れたことに、SNS上では「徳井さんって誰?」と疑問がわいています。
『御上先生』9話で登場した「徳井さん」とは一体何者なのか、隣徳学園の不正とどんな関係があるのか、最終回に登場するのかについて詳しく考察します。
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【御上先生】徳井さんって誰?
『御上先生』9話で突如として名前が挙がった「徳井さん」。
是枝先生と父親との会話の中で登場したこの人物ですが、『御上先生』の作中で一体どんな役割を持つのでしょうか?
- 古代理事長の同級生
- 隣徳ゼミナールの外部監査役をしていた税理士
という2つのポイントについて、詳しく解説していきます。
徳井さんは古代理事長の同級生
まず、徳井さんは隣徳学園の古代理事長と同級生であることが、是枝先生の父親の会話からわかります。
さらに、是枝先生の両親とも面識があり、是枝先生に徳井さんと会うことを橋渡ししたのが是枝先生の母親だということが判明しています。
是枝先生の父親の口ぶりから見るに、隣徳に長年寄付を続けている是枝家と今でもお付き合いがある様子がうかがえます。
是枝先生が徳井さんに寄付者芳名禄を持って何か話をしにいっていたことを考えると、他の寄付者とも徳井さんはつながりがあり、今でも寄付者の間では一目おかれている存在と考えていいでしょう。
徳井さんは、古代理事長の単なる同級生以上、隣徳のはじまりを知り、隣徳の闇も知る人物と言えます。
徳井さんは隣徳ゼミナールの外部監査役をしていた税理士
実際に、徳井さんは古代理事長が隣徳ゼミナールを始めたころ、税理士として外部監査役を務めていました。
しかし、その経理の中に裏金らしきものが見つかったことをきっかけに、徳井さんは監査役を辞任。
その後、古代理事長とは距離を置き、隣徳学園への寄付なども行っていないとのこと。
つまり、不正を知りながらも距離を取ることで、隣徳の不正に関与することを避けてきた人物といえます。
御上先生最終回で隣徳の不正を暴くキーマン
そして、注目すべきは『御上先生』最終回で隣徳学園と永田町の不正が暴かれるということです。
裏金や不正入学と、現在も続く不正とつながるならば、隣徳ゼミナールの設立当時を知る者として徳井さんが再び登場します。
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御上が髙志印刷会社に行って寄付金について調べていましたが、徳井さんのことも調べて接触し証拠を集めています。
是枝先生が徳井さんに会いにいったのは、不正の証拠について探るためです。
最終回目前のタイミングで会話だけの登場した「徳井さん」は、過去の隣徳ゼミナールの不正の証拠を明かしてくれる有力な情報源として、最終回では作中に登場します。
【御上先生】徳井が隣徳の不正とどんな関係がある?
『御上先生』9話で名前が挙がった徳井さん。
徳井さんは隣徳学園の古代理事長の同級生であり、隣徳ゼミナールが始まった当初から古代理事長に関わっていた人物です。
- 古代理事長の不正を徳井さんは最初から知っていた
- 隣徳ゼミナール設立時から古代理事長は不正に手を染めていた
という2つのことが明らかとなっています。
それぞれ詳しく解説していきます。
古代理事長の不正を最初から知っていた
外部監査役として経理をチェックしていたことからも、古代理事長とはかなり親しい間柄で隣徳の事情にも精通していたと考えられます。
しかし、徳井さん自身は古代理事長について「理想を語る間に自分もだましちゃうタイプ」と評しています。
これは、徳井さんが隣徳の不正を知りながらも、旧知の仲であるがゆえに黙認していたと言えますね。
『御上先生』最終回では、徳井さんが持っていた過去の帳簿が登場しました。
是枝先生が徳井さんと接触し入手した帳簿には、反社とは言わないまでも悪どいと評判の企業から寄付を受けていた記録が過去が残っており、隣徳の不正を匂わせる内容となりました。
隣徳ゼミナール設立時から古代理事長は不正に手を染めていた?
また、古代理事長が隣徳ゼミナールを立ち上げたころから永田町とのつながりを持ち、隣徳学園設立の際にも何らかの便宜を受けていたことも、徳井さんがくれた証拠から明らかとなっています。
というのも、外部監査役であった徳井さんが持っていた古い写真には、古代理事長、文科省の塚田、代議士の千木良が映っていました。
隣徳創設時から、古代理事長は永田町や霞が関とつながりを持っていた証拠とも言えますね。
いつか古代理事長の不正が暴かれるときがくる、そう予見していた徳井さんは、古い帳簿や写真を捨てずに保管していたと考えられます。
隣徳の不正のはじまりの証拠を掴んでいたのが徳井さんでした。
『御上先生』9話まで名前が出ることのなかった徳井さんですが、隣徳学園と永田町の不正が暴かれる最終回では、隠された真実を明かすキーパーソンとなりましたね。
古代理事長の不正を知りながらなぜかばっていた?
徳井さんと古代理事長は同級生、という間柄です。
友人としての古代理事長、そして教育者としての古代理事長は、理想に燃えるよい人物であったのでしょう。
教育を変えるには綺麗事だけでは前に進まない、教育の理想の実現のために汚れ役も引き受ける、そう決意していた古代理事長の立場を、どこか理解していたのかもしれません。
だからこそ、自分は隣徳ゼミナールの外部監査役をやめ距離を置こうとしたのではないでしょうか。
これ以上、友達が不正に手を染める姿を見たくなかった、とも言えますね。
もちろん自分の保身もあったでしょうが、保身のためなら隣徳の不正を世に出してもよかったはず。
それをせずに自分の手元に不正と思われる証拠を保管しておいたのは、古代理事長の不正は許されない、けれども古代の教育の理想の実現するためには明るみになってほしくない、そんな葛藤があったのかもしれませんね。
【御上先生】徳井さんは相関図にいないが重要人物
『御上先生』9話で登場した「徳井さん」は、公式の相関図には出てきていませんが、隣徳の過去の不正の証拠を持っていた重要人物です。
『御上先生』9話で是枝親子の会話で登場した「徳井さん」は公式相関図には出ていませんが、最終回の展開のキーマンとして是枝先生の会話の中で登場しました。
『御上先生』最終回では、隣徳学園と永田町・文科省の不正を暴くための証拠を、徳井さんが持っていたからです。
隣徳学園の不正は、合格に達していない学生を不正に入学させていたこと。
永田町と文科省の不正は、隣徳学園に不正なお金を渡していたこと。
不正入学については、高石あかりさん演じる千木良遥の証言と冴島先生のデータで立証できます。
永田町と文科省からの不正なお金の流れについて立証する、その証拠を持つキーパーソンとして「徳井さん」が会話の中で登場するという展開となりました。
実際にキャスティングされることなく会話の中だけでの登場でしたが、徳井さんの証拠がなければ隣徳と霞が関・永田町のつながりを明らかにすることはできませんでした。
そういった意味でも、徳井さんは『御上先生』最終回のストーリー展開における重要人物と言っていいでしょう。
まとめ
『御上先生』9話で登場した徳井さんは、隣徳学園の古代理事長の同級生で、隣徳ゼミナールの外部監査役を務めていました。
しかし、経理に裏金らしきものが見つかったことをきっかけに辞任し、それ以降は古代理事長と距離を置いています。
徳井さんは隣徳の不正を知る重要人物であり、古代理事長について「理想を語る間に自分もだましちゃうタイプ」と評しています。
さらに、古代理事長が隣徳ゼミナール設立当初から永田町と関わっていた可能性があり、その全貌を知る人物かもしれません。
『御上先生』最終回で隣徳学園と永田町の不正が暴かれる中、過去の証言者として登場する可能性もあります。
徳井さんが『御上先生』最終回で登場し真実を語るのか、今後の展開が注目されます。
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