2025年新春のスペシャルドラマ『スロウトレイン』のあらすじや、SNSに寄せられたみんなの感想をまとめてご紹介します。
野木亜紀子脚本×土井裕泰演出のスペシャルドラマとあって、ドラマファンの間では「逃げ恥のような名作がくる?!」と期待の声が高い作品ですよね。
そんな2025年新春のスペシャルドラマ『スロウトレイン』のあらすじや、SNSに寄せられた感想をまとめてご紹介します。
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『スロウトレイン』あらすじ!渋谷家三人が選ぶ人生とは?
2025年1月2日(木)の夜9時から放送される新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』は、家族愛と人生の選択をテーマに描かれた新時代のホームドラマです。
脚本は『逃げるは恥だが役に立つ』や『アンナチュラル』などを手掛けた野木亜紀子さんが担当。
演出は『カルテット』や映画『花束みたいな恋をした』で知られる土井裕泰さんが手掛けます。
そんなスペシャルドラマ『スロウトレイン』のあらすじがコチラ▼
23回忌のためそろった渋谷家の3人
渋谷家の三姉弟、長女・葉子(松たか子)、次女・都子(多部未華子)、末弟・潮(松坂桃李)は、23回忌の帰りに江ノ電に乗っていました。
彼らは交通事故で両親と祖母を失い、その悲劇を乗り越えながら23年を共に過ごしてきたのです。
都子に実家に寄るよう誘った葉子でしたが、都子はその誘いを断ります。
そして突然、都子は葉子と潮に「韓国に行く」と宣言するのでした。
作家との食事に出かける葉子
以前に編集担当していた作家・百目鬼見(星野源)と食事に行った葉子は、「渋谷さんはどうするつもりですか。人生の話です。あなた自身の。」「渋谷さん、恋愛、してますか」「渋谷さんの毎日に潤いを与えてくれる人はいるのか」と矢継ぎ早に言われてしまいます。
百目鬼は葉子にどこか気のある素振りを見せますが、全くつれない葉子に意地悪な眼差しを向け百目鬼はマッチングアプリを葉子に詳しく説明し、マッチングアプリを始めるよう勧めるのでした。
作家の百目鬼と別れたあと、葉子は大御所作家の二階堂克己(リリー・フランキー)のいるバーで二階堂の話相手をします。
百目鬼へのライバル心を隠さない二階堂の相手をしながら、葉子は二階堂に新作を書かないかと切り出します。
ですが、二階堂は首を縦にはふらず、自分の傑作はすでに書き終えていると言うのでした。
葉子のスマホ通知を見てしまって気まずい潮
翌朝、起きてきた葉子のスマホを探すよう言われた潮でしたが、見つけた葉子のスマホの画面にマッチングアプリの通知を見つけて動揺します。
都子に連絡し、国際ロマンス詐欺ではないかと心配するのです。
注意するよう都子から言ってほしいと頼む潮でしたが、韓国行のことを蒸し返されたくない都子は潮の頼みを引き受けません。
作家の相手は大変と元同僚にボヤく葉子
出版社時代の元同僚を相手に、作家の百目鬼や二階堂とのやり取りをボヤく葉子。
そんな葉子に、新たな出版の難しい企画が舞い込んでくるのでした。
テーマは「盆石(ぼんせき)」。
盆石(ぼんせき)とは、平安時代からある、漆塗りのお盆の上に砂や自然石を配置して小さな庭園をつくる縮景芸術で、葉子は盆石の教室へ取材に行き体験します。
勤め先を誰にも言わず辞めていた都子
出版社の元同僚と都子が勤めるカフェに来た葉子。
マッチングアプリに話が向き「どうして誰かと結び付けたがるのかな」と、誰かいい人がいないのかと周囲から言われることに飽き飽きしているようです。
店長として働く都子の姿を見ようと訪れた葉子でしたが、そこで都子が退職していることを知るのです。
すぐさま都子のスマホに電話しますが、電話は無視されてしまいます。
家に帰り弟の潮にも確認しますが、潮も都子が店を辞めたことを知りませんでした。
都子と話をしようとする葉子
韓国に行くと言う都子と話をするため、葉子は実家に来るよう潮の携帯で呼び出します。
都子は葉子とタイミングをはずして実家に来るとにらんだ葉子は、泊まりの仕事に出かけたとみせかけ都子の部屋のクローゼットに隠れています。
そこへ葉子の読み通り、何も知らない都子と潮が都子の部屋に現れました。
パスポートを探しながら、両親と祖母が亡くなった時の写真を都と潮は見返し、葉子が結婚していなのは自分たちのせいだと言います。
その言葉に怒りを感じた葉子は、クローゼットから出て都子になぜ韓国に行くのかを問い詰めるのでした。
渋谷家を訪れる百目鬼
リビングで葉子と都子が話しをしていると、都子があることに気づきます。
葉子が泊りで出かけるというウソを信じていた潮は、恋人を家に呼ぼうと準備していたのでした。
そして潮の恋人は、作家の百目鬼だったのです。
百目鬼は以前に小説のための取材で潮に会っており、その頃から潮に恋をしていました。
もともと百目鬼の作品のファンだった潮は、横浜で開かれた百目鬼のサイン会に行ったことがきっかけで、百目鬼と恋仲に発展していたのです。
弟と担当作家が恋仲だったことに、葉子は驚きを隠せません。
そして、百目鬼が葉子が編集担当から外れることを嫌がったのは、潮との接点がなくなることが嫌だったからだとわかり、自分はダシに使われていたと怒りがおさまりません。
それぞれの恋にかげりが見え始める
ユンスと共に韓国に渡った都子は、住む場所が決まらないことに不安を隠せません。
そして、ユンスからプロポーズを受けますが、姉の葉子が結婚していないからという理由で自分は結婚できないと、プロポーズを断ってしまいます。
一方の潮は、百目鬼から一緒に住むことを提案されますが、なかなか踏み切れません。
そのことをきっかけに、百目鬼と険悪になってしまうのでした。
都子に会いに釜山に来た葉子と潮
都子のインスタの更新が止まっていることに気がついた葉子は、潮と二人で韓国の釜山を訪れます。
そこで、都子のインスタ投稿にコメントしていたユンスとDMが通じ、三人は一堂に会します。
都子と店を始めること、店のコンセプトやメニューに都子のアイデアが活かされていることなどをユンスは葉子と潮に話します。
そして、都子がユンスに提案していた店の看板メニューが、ちらし寿司でした。
ちらし寿司は渋谷家にとって、お正月の定番メニューだったのです。
都子と再会する葉子と潮
ユンスに都子の行きそうな場所を聞いた葉子と潮は、都子を探しに出かけます。
都子はいた場所は海沿いの路面電車が止まる海岸、鎌倉に似ているとユンスに言っていた海岸だったのです。
再会した三人は、波打ち際を歩きながら、思い出話に花をさかせます。
そして葉子から、それぞれの人生を歩んでいいんだと都子と潮は告げられるのでした。
それぞれの人生を歩きだす渋谷家
都子は釜山に残り、ユンスと一緒に店をオープンさせます。
潮は百目鬼の家に引っ越し、二人暮らしをスタートさせます。
そして、葉子は一人になった鎌倉の家で、仕事に没頭するのでした。
そうして一年がすぎ迎えたお正月、葉子が寝ている間に、都子・ユンス・潮・百目鬼が鎌倉の渋谷家に集まり、食事の支度をはじめます。
作っていたのはちらし寿司。
なかなか起きだせずにいる葉子でしたが、タイミングを見計らって4人に合流し、渋谷家で楽しく正月を祝うのでした。
『スロウトレイン』みんなの感想!
『スロウトレイン』の公式発表が行われると、SNSやメディアで大きな話題を呼びました。
主演を務める松たか子さん、多部未華子さん、松坂桃李さんという実力派キャストの共演は「豪華すぎる!」と多くのドラマファンが歓喜の声を上げています。
さらに、脚本を担当する野木亜紀子と演出の土井裕泰というタッグも「また傑作が生まれる予感」と期待されています。
SNSでは期待の声が続出
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSでは、たくさんの期待の声が寄せられています。
- 「松たか子さんが主演というだけで絶対に観る!家族ドラマって久しぶりにホッとできそう。」
- 「韓国ロケがあるってことで国際色豊かな内容?野木さんの脚本だから、きっと笑いと感動が詰まっているに違いない!」
- 「星野源さんが演じる面倒な作家キャラが気になる。きっとクセが強い役なんだろうな(笑)」
また、多部未華子さんが演じる自由奔放な都子に関しても「多部ちゃんにぴったりのキャラクター!」「ふわふわしているけど芯のある女性をどんなふうに演じるのか楽しみ」と、彼女の魅力を再発見する声が続出しています。
過去作品から生まれる期待感
今回のドラマは、これまで数々のヒットを飛ばしてきた野木×土井コンビによる初のオリジナル脚本。
『カルテット』や『逃げ恥』など過去の作品が持つ独特の空気感や丁寧な人間描写と比較しても、「この作品もまた、名作になるのでは?」という期待が高まっています。
視聴者の中には、鎌倉や韓国釜山が舞台となる点に注目し、「景色も物語を引き立ててくれるのでは?」とロケーションに期待を寄せる声も少なくありません。
さらに、家族愛や姉弟愛という普遍的なテーマに「泣ける展開がありそう」「自分の家族と重ねてしまいそう」と心動かされる準備をしている視聴者も。
『スロウトレイン』百目鬼への感想がアツい!
X(旧Twitter)を見ると、星野源さんが演じた小説家の百目鬼への感想がドドっと投稿されていますね!
- 百目鬼と潮、ただそこにあるだけの関係がよい
- 潮の話をする百目鬼の表情がよい
- 百目鬼のマフラーがカワイイ
- 潮といるときの百目鬼は「けんちゃん」の顔をしている
などなど、スロウトレインの感想に百目鬼先生が次々と出てくる出てくる!
ちなみに、百目鬼のマフラーの巻き方まで話題になってましたよ。
ニューヨーク巻という巻き方で、ドラマで使ったアーノルドパーマーのベージュのマフラーがすごい勢いで売れていることも話題になっています。
『スロウトレイン』ドラマファンの感想を分析
- 共感できるキャラクターたち
渋谷家三姉弟のキャラクター設定は、現代の家族像や個々の事情をリアルに反映しており、視聴者にとって「どこか自分の家族に似ている」と感じられる部分が多いでしょう。 - 文化の融合
日本と韓国という異なる文化が交差する舞台設定は、ドラマをより多層的で深みのあるものにしてくれるでしょう。 - 笑いと涙のバランス
家族間の衝突や心温まるエピソードが織り交ぜられたストーリーは、観終わった後に「見てよかった」と思える内容になりそうです。
『スロウトレイン』は、豪華なキャスト陣と感動の物語が多くの視聴者の心をつかむこと間違いありません。放送を前にしてすでに期待の高まりを見せるこのドラマ、あなたも見逃せません!
『スロウトレイン』キャスト
渋谷葉子(松たか子)
本作の主人公である渋谷葉子を演じるのは、松たか子さん。
葉子はフリーの編集者として働きながら、家族を支える家長として鎌倉の実家に住んでいます。
松さんにとってTBSドラマ出演は6年ぶりとなり、野木脚本・土井演出で再び主演を務めることへの期待が高まっています。
松たか子さんはコメントで、「土井監督と信頼できるキャストの皆さんと共に、とても楽しい現場でした」と語り、さらに脚本が「自分に合わせて書かれている」とのプレッシャーを魔法のように感じたとコメント。
彼女の演技は家族の中心である葉子の繊細さと力強さを見事に表現してくれるでしょう。
渋谷都子(多部未華子)
葉子の妹であり、自由奔放な次女・都子を演じるのは多部未華子さん。
30歳を過ぎても職場を転々とし、居場所を定めない彼女が突然「韓国に行く」と宣言することで物語が動き出します。
多部さんは都子について、「ふらふらしているようで、自分の信念を持つキャラクター」と語り、「絶妙なバランスで成り立つ姉弟関係を楽しんでほしい」とコメント。
柔らかな演技と芯の強さが絶妙にマッチした演技が期待されています。
渋谷潮(松坂桃李)
末弟で家事全般を担う渋谷潮を演じるのは松坂桃李さん。
普段は江ノ島電鉄の保線員として働き、家庭では「弟らしさ」と「大人らしさ」の二面性を持つ役柄です。彼の秘密が物語にどんな影響を与えるのか注目です。
松坂さんは、自身が3人兄妹で育った経験を生かしつつ、「自然体で過ごせた現場だった」とコメント。
また、星野源とは大河ドラマ以来の共演、チュ・ジョンヒョクとは国境を越えた共演を楽しんだと述べています。
百目鬼見(星野源)
人気作家であり、葉子に執着する百目鬼見(もめきけん)を演じるのは星野源さん。
過去にも野木脚本で多くの作品に出演しており、本作でもクセの強いキャラクターを魅力的に演じています。
星野はコメントで「作品に参加できて嬉しい」と語り、物語にとって重要な役割を果たす人物を演じることへの意欲を見せました。
ユンス(チュ・ジョンヒョク)
日本のドラマに初出演する韓国俳優チュ・ジョンヒョクが演じるのは、韓国釜山の青年ユンス。
彼の存在が渋谷家の人生にどんな影響を与えるのかが注目されています。
チュは、2〜3ヶ月前から日本語を練習して撮影に臨んだと語り、言葉の壁を乗り越えた挑戦を楽しんだ様子をコメントしています。彼の新たな一面を見られるのは、視聴者にとって大きな楽しみとなるでしょう。
目黒時生(井浦新)
長女・葉子の過去に関わる男として、井浦新さんが登場します。
井浦さんのキャスティングは、脚本家の野木亜紀子さんの指名です。
葉子とどんな過去があるのかも注目です
矢作カンナ(松本穂香)
松本穂香さん演じる矢作カンナは、長女・葉子の元の勤務先・日々茶書房の後輩で、星野源さん演じる百目鬼見の現在の担当編集者です。
クセの強い百目鬼とどう関わるのか、そのやり取りが必見です。
二階堂克己(リリー・フランキー)
百目鬼に何かとつっかかるベテラン作家として、リリー・フランキーさんが登場します。
どんなやっかいな作家を演じてくれるのか、その演技に注目です。
その他
日々茶書房の編集者や社長として
- 池谷のぶえさん
- 菅原大吉さん
が登場します。
松坂桃李さん演じる潮が勤める江ノ電の後輩として
- 倉悠貴さん
が登場します。
まとめ
2025年の新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』は、家族の絆とそれぞれの人生の選択をテーマに、笑いと感動が詰まった新時代のホームドラマです。
渋谷家三姉弟の物語を通じて、普遍的な家族愛や個々の幸せを見つめ直す機会となるでしょう。
松たか子、多部未華子、松坂桃李をはじめとする豪華キャストの熱演に加え、野木亜紀子の心温まる脚本と土井裕泰の細やかな演出が融合した秀逸な作品です。
鎌倉と釜山というロケーションもドラマの魅力をより引き立てています。
放送後にはきっと、あなたも家族と過ごすひとときの大切さを感じることでしょう。
ぜひ、心温まるドラマ体験をお楽しみください!